【再エネ証明書】制作インタビュー(アイリス絵画教室様)

参加者
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アイリス絵画教室 九島 磨紀子 様
11年前から厚木市で絵画教室を開き、40人の子どもたちにアートで表現して作品を作る喜びを教えていらっしゃいます。イギリスの美術大学で4年間学ばれた経験を活かし、英会話教室も運営されています。
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ヨコハマのでんき 渋谷桃子
ヨコハマのでんきを広めるべく日々奮闘しています。今回はインタビュアーとして、九島 磨紀子さんに今回のお話をお受けいただいた理由や、制作過程、子どもたちの未来についての思いをお伺いしました。
小学生クラスにお邪魔して、スケッチブックに描いた模写や、パラパラ漫画などの制作物を見せてもらいました。
ゴッホの『ひまわり』を模写する女の子。私は隣に見本を置いても描けない‥。
ムンクの『叫び』を模写する女の子。子どもたちの表現力には驚かされました。
アートを通して子どもたちの成長を見守る

この度は、再エネ証明書の背景画の制作をお引き受け頂き、誠にありがとうございます。
ヨコハマのでんきの、再エネ100%電力プランに切り替えて下った個人・法人へ、再エネ証明書を発行したいと考えており、今回アイリス絵画教室の生徒さんたちに再エネ証明書の背景画を製作して頂きました。絵画教室をはじめたきっかけについて教えてもらえますか?

中学1年生の息子が幼い頃、一緒にお絵描きや粘土などのアート遊びをしていて『一緒にできる仲間がいたらもっと楽しいだろうな』と思い、友人や近所の子どもを誘ったことがきっかけです。いまは幼稚園クラス、小学生クラスがあり兄弟で通っている子もいます。

そうだったのですね。アート遊びは一人よりも同世代の中でワイワイ楽しくやるのが子どもたちの成長に繋がるのだな、と今回教室にお邪魔して感じました。
子どもたちが伸び伸びと自由にレッスンを受けていると感じました。子どもたちの表現力を伸ばすためにされていることがありましたら教えて下さい。

子どもたちに『あなたはどうしたいの?』という問いかけをして、そのために何が必要なのかを話し合います。
私は、イギリス留学時代に出会った個性豊かな先生方のおかげで言葉の壁を感じることなく、アートで表現し作品を制作することができました。絵を描く人、楽器を弾く人、話す人など、自分の思いを伝える方法はたくさんあります。私は英会話教室も運営しており、そこでの指導からも思うことは、日本人は知識を詰め込みがちだということです。知識も大切ですが、自分の思いをどう表現するのかということの方が、今後生きていくうえで必要なコミュニケーションスキルになると思っています。
コロナ禍での制作活動について

子どもたちに問いかけをして、一緒に考えていくことで表現力やコミュニケーションスキルが身に付くのですね。
今回子どもたちに再エネ証書の背景画の制作をご依頼させて頂き、お引き受け頂いた理由を教えて頂けますか?

今回お話を頂いた時に、コロナ禍で多くの学校行事が中止になっていたので、子どもたちと一緒に取り組む絶好の機会だと思い、迷うことなく参加させて頂こうと思いました。
先行きが不透明な世の中ですが、進めるときは躊躇せず進むという姿勢は子どもたちに自信をつけることができると考えています。

快くお引き受け頂き、ありがとうございます。子どもたちにどのように話をして制作されたのか、話した時の子どもたちの反応を教えて頂けますか?

話した時は、素直に聞き入っていました。明るい絵、羽ばたくイメージということで『鳥』を描くことになりました。子どもたちは動物を描くことが大好きなので、「じゃあ、あの鳥にしよう!」と描きたい鳥の話をしていました。ものづくりが好きな子どもたちが集まっているので、みんな積極的に何羽も描いてくれました。

「鳥」をモチーフにして、みんなすぐに描けたのでしょうか?

羽ばたく鳥を描いたことがある子が少なかったので、少し鳥の生態について学びました。今の子どもたちはじっくり空を見上げることは無いようで、子どもたちの中に「飛んでいる鳥を見たけど速すぎて見えなかった!」と話してくれる子がいました。
「そうだよね。鳥が飛ぶときって速いよね。だから足をだらんと下にぶら下げて飛ぶ鳥っていないんだよ?」と話し、羽ばたく鳥の体勢について子どもたちと学ぶことが出来ました。
イギリス留学時に感じた環境意識

子どもたちと一緒に気付き、学ぶことがあるのですね。テーマは「鳥」ですが、子どもたちがカラフルな鳥や、鳥の中に風景を描いているものもあり、感銘を受けました。
話は少し変わって、イギリスでの留学生活の中で、環境への取り組みなどをご存知でしたら教えて頂けますか?また日々の生活の中で環境を意識されていることがあったら教えて下さい。

私が留学したイギリスでは、ごみの分別はもちろん、リサイクルの意識が高かった気がします。イギリスと日本を比べると、イギリスの人々は古いものを大切にするという習慣が根付いているためリサイクル・リユースの行動は特別なことではなく、当然の行動であったと思います。イギリスのおばあちゃんがカゴバックを持って買い物に行くのは日常的な光景でした。
私は今日本で生活しており、ごみを減らす以前にごみを作らない生活ができるのかという視点で考えるようにしています。そう思いながら生活をしていくと、自然と生活がシンプルになっていきました。環境問題を考えることは、どれだけ無駄なものに囲まれていたのかを再認識する良いきっかけにもなりました。

やっと日本でもプラスチックの袋にお金がかかるようになりエコバックを鞄に入れて生活をすることが浸透してきたと感じています。イギリスではずっと昔から、当然の行動だったのですね。ごみを作らない、無駄なものを買わない、手放すというシンプルな生活を私も心がけていきたいと思います。
SDGs等の世間で謳われている再エネに関するニュースは興味関心ございますか?

ここ数年でSDGsという言葉を聞かない日はないくらい耳にしますね。今回の作品制作のお話をいただき、改めてSDGsについて考えました。全世界の人々が169個のターゲットを達成することは難しいと思いますが、自分ができることを始めていこうという世の中の動きは素晴らしいと感じます。
子どもたちのために再生可能エネルギーの活用を

SDGsのバッチをスーツのジャケットに付けているサラリーマンを本当によく見かけますよ。小学校でもSDGsを勉強するそうですね。
今回制作して頂いたものは、弊社で作成する再エネ証書の背景画として使用させて頂きます。弊社では再エネ100%電力プラン「再エネecoプラン100」をリリースしました。家庭でも、太陽光発電を付けることなく、また電気代も上がることなく再エネ100%の電気で暮らすことが出来ます。再エネ電力について、どのようにお考えですか?

再エネ100%を実現するために電力プランを切り替えていくべきだと思います。実際に太陽光発電を設置している公共施設も増えてきていると感じます。そのような施設を利用すると「この施設は太陽光エネルギーを使用しています」というポスターを見かけることがあるのですが、不思議とその施設を利用した私自身も環境問題に貢献できたような気持ちになります。
一人の力は微々たるものですが、自然界のエネルギーを再利用できるのであれば私たちはそれに取り組むべきだと思います。

私も同感です。駅のトイレで「トイレットペーパーは切符を再利用しています」「排水は雨水を再利用しています」などの張り紙も見かけますよね。
私たち電力会社として出来ることは、再エネ電力を重視して調達することだと考えています。最後に再エネに対してどのような考えをお持ちですか?

太陽光・風力・水力などの自然界に常に存在するエネルギーがありますが、実際にそのエネルギーが私たちの生活にどのように役立っているのかを身近に感じることがまだまだ難しい現状があると思います。
私は子どもを指導しているので、子どもたちの目線で未来のためにどうしていくべきなのかを常に考えています。子どもたちに興味を持たせるためには、その過程を目で見ること、実際に体験することが大切だと思います。
昨年アミューあつぎギャラリーにて行われた作品展では、オーストラリアの森林火災がありコアラたちが犠牲になってしまったことを子どもたちに伝え制作ました。今回の作品制作も子どもたちに環境問題について触れる良い機会になり、心から感謝しております。

子どもたちの未来を考えることは本当に重要ですよね。私たちの会社でも「次世代を担う子供たちの為に、持続可能な社会づくりを目指し、地域と再生可能エネルギーの共存共栄を実現します。」という理念があります。
今回制作のお願いを快く受け入れて頂いた九島 磨紀子さんと、子どもたちには本当に感謝いたします。とても素晴らしい作品をありがとうございます。再エネ証書が出来たらお見せしますね。
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完成した再エネ証明書はこちら▶https://yokohamanodenki.jp/2021/06/17/eco-certificate/
▼会社入口に原画を飾りました
幼稚園クラスから通う小学一年生の男の子。折紙で作った先品を見せてくれました。
弊社社員が趣味で作ったトンボ玉をプレゼント。どうやって使うの?と興味津々でした。
鳥の中に風景が!描いた女の子に聞いたところ、「鳥が空から見た風景を描いた」そう。私には考えられない素晴らしい発想です。
完成した再エネ証明書の背景はこちら!
子どもたちが描くカラフルな鳥たちが印象的です。未来へ向かって羽ばたく鳥が子どもたちの成長とリンクしていると感じます。
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