オフィスでできるカンタン節電対策

各電力会社からの節電のお願い
「今年は特に冷え込みがきついですねえ。困ったものですよ」
12月18日には関越自動車道路で670台、1月10日には富山で209台もの自動車が立ち往生し、連日のようにメディアで紹介されていました。冒頭のコメントは何時間も車の中に閉じ込められたトラック運送業の方のコメントです。
予想以上に「急激」かつ「大規模」な積雪などが発生し、市民生活に混乱を招いているようです。
一方で、新型コロナウィルス感染防止対策として「外出自粛」が叫ばれ、週末も自宅にこもる方が増えました。今回の足止めをされていた運転手の皆さんのニュースをTVで見る際、自分自身は暖かい部屋で温かいものを飲みながら、ちょっぴりの罪悪感を感じつつ、「今電気が止まって停電になってしまったら、命の危険すらあるな」と感じていました。
ここへきて、各電力会社から「節電」に関する要請が各企業宛にも出されています。
寒波が進んでいますが、全国規模では、電力需給はひっ迫状態にあり、沖縄電力以外は予備率(8~10%)も確保できていない状況と聞いています。
個人の立場だけでなく、企業の立場からも是非節電に協力してほしいということだと受け止めています。(数年前の停電や震災時の計画停電の時の混乱を思い出しました)
オフィスでの節電対策
私たちの会社では太陽光発電システムを扱っていますが、パネルメーカーではなく、モノづくりのラインを保有したりはしていませんので、工場規模での大規模な節電は難しいです。
ですが、電力を扱う会社として、オフィスでできる節電対策については、社内で実践できる「小さな努力」をしています。
オフィスでは、以下のような「小さな努力」を実践しています。
① 不要な照明の電源OFF
② 暖房の設定温度を抑える
③ 使っていない電源コードを抜く
と、このような地道な努力を続けています。
「不要な照明の電源OFF」については、会議室、共用トイレなどは使った後に消灯!
帰宅時はエリアごとに消灯!昼休みは居室全域を消灯!と、「習慣」になるまで継続することが重要だと思っています。
暖房を抑えるとやはり冷え性の方々には厳しいですが、ひざ掛けや服装でカバーしていただいています。(毛布のようなひざ掛けにグルグル巻きになって耐えている社員もいます)
小さな我慢は必要ですが、自分自身が「電力の有難さ」を実感することで、再生エネルギーを扱う企業としての使命と前向きに捉えていきたいと考えています。
実際に企業の人事総務ができることは、「この照明の電源をOFFにすると〇円コスト削減!」といった張り紙を貼るといったほんの小さなことしかできないかもしれないですが、継続的な活動で〝当たり前〟にしていくことが大切だと思っています。
持続可能な社会のために一人一人ができること
私たちの会社も数年前からSDGsの目標を立てて実践していますが、「会社として日常からSDGsを意識して活動できているのか?」と問われた際、自信をもって答えることができる社員がどれくらいいるかというと、正直まだまだ自分の行動に落とし込んで実践しているとはいいがたい状況です。
とはいえ、新型コロナウィルスが蔓延し、各業界だけでなく、個人の生活にも大きな影響を受けたことで、各個人なりに自分の生き方を見つめなおさざるを得ない状況になりました。
迫る危機を目の当たりにし、いかにSDGsの目標である持続可能な社会の実現が重要か、しかも急務であるかということを思い知らされました。
電力のひっ迫や新型コロナウィルスに関しては、まだまだ脅威であることは間違いないですが、マイナス面を嘆くばかりでなく、自分の生活を見直すきっかけにして、教訓にすべき点が多々あります。
SDGs達成のための行動は〝自分自身のため〟というよりも、自分たちの子供・孫にあたる〝次世代が輝けるため〟の活動です。
今やらなければならないことは【同じ方向を向くこと】であり、5年後10年後の世界を、一人一人が具体的なイメージとして頭に浮かべ、お互い共有することなのだと思うのです。
特に私たちの会社が掲げている『Change energy and Keep green』の肝は、SDGsをひとつひとつ、一人ひとり、企業やコミュニティで実践して達成していくことにあると思います。
コロナ禍の状況によって考えさせられた節電対策ですが、私たちは今後もこの取組みを継続し、ほかにできることはないかを模索していきます。
当社では、自然エネルギーの割合が多い電気を販売し、『Change energy and Keep green』な社会実現を目指しています。この機会にご自宅の電気についても考えてみていただければと思います。