最新事情「環境にやさしい印刷」

印刷は環境によくない!? いえ、時代の流れは「環境にやさしい印刷」

最近、何かと話題になる環境問題。
あらゆる場面で環境について考えることが増えていると思います。
今回は、皆さんが1日の生活で必ず1度は、目にして触れるであろう身近なものが切り口。
環境配慮や環境負荷の低減を図り、持続可能なエネルギー社会に向けて取り組む当社ならではの、少々マニアックな視点でご紹介したいと思います。

その身近なものというのは、印刷物です。

デジタル化が進んでいるとはいえ、印刷された紙媒体や紙製品などに触れる機会は、日常でまだまだたくさんあります。
えっ!印刷物って、すぐ捨てられてゴミになってしまうし、印刷の製造過程では廃液が出ているって聞いたことがある。なんだか、環境に悪そうだし、そもそも、印刷する紙は貴重な資源。無駄な印刷物はなくすのが一番…って思っている方も多いと思います。

半分正解!なんですが、作り方や印刷工場、用紙の選択次第で、印刷物も「環境にやさしい印刷」にすることができます。

こちらは当社で作成したパンフレットの裏表紙の一部です。
こんなふうに端の方や裏表紙にロゴマークラベルが並んでいる印刷物を見たことはありませんか?

実はこれが、その印刷物が環境に配慮をしている証です。

少し前までは、官公庁関係の印刷物には使われることがありましたが、あまり認知されていませんでした。一般の印刷物に入っているとちょっと意識高い系に感じられたのですが、ようやく最近になって、SDGsがマスコミでも取り上げられ世間の関心が高まっている影響か、急速に広まりこのような環境ラベルありの印刷物が増えつつあります。

これからは、サステナブル・ラベルの仲間として、もっと増えていくと考えられ、いずれはメジャーなものになっていくかもしれないのです。

当社では神奈川県にある野毛印刷社様に印刷のほとんどをお願いしているのですが、印刷するだけでなく、会社として、環境に配慮した経営や実際の印刷に関しても環境に配慮したインクや印刷機を使用されています。

→野毛印刷社様へのインタビュー記事はコチラ

環境にやさしい印刷の証!! 押さえておきたい環境ラベルのラインナップ

これらの環境ラベルは本当にいろんな種類があります。ここではいくつかを抜粋して、その意味を押さえていきましょう。

まずは基本中の基本、国際基準「FSC®ラベル」です。

●「FSC®ラベル」

国際森林認証制度のひとつで、「FSC10の原則」に基づき、適正に管理された森林を認証し、認証された森林の林産物からできた製品に関するマークです。
基本と言いましたが、印刷物に使用するには、事前に申請を行い認証機関によってきちんと承認される必要があります。

FSC森林認証紙を使用し、認証を受けた印刷工場で印刷することが必須条件です。

直近の話題でいうと、環境保全を理念の一つに置いたオリンピック・パラリンピック東京2020大会で使用される紙製品は、「持続可能性に配慮した紙の調達基準」が設けられていますが、FSC認証紙はその基準を満たすものとして採用されています。

また、印刷には欠かせないインキに関しても環境に配慮しています。

●「ボタニカルインキ」

コンビニのおにぎりの包装にも使用され、注目されたマークです。
ボタニカルインキは、原料である樹脂を従来の石油由来から、一部植物由来(ボタニカル)に置き換えたエコなインキで、植物資源は、化石資源に代わるバイオマス資源(生物資源)の中でもとりわけCO2排出量の削減効果が高いといわれています。

かつては、化学物質を含み人体への影響も懸念されてきたインキですが、時代とともに確実に進歩しています。

他に、こんなものもあります。

●「ENERGY GREENロゴマーク」

グリーン電力(風力、太陽光、バイオマス、小水力、地熱により発電された電力)を使用していることを示すマークです。供給元の運営会社よりグリーン電力証書を購入し、製造工程で機械が使用する電力にあてがうという仕組みです。

このロゴマークが多く使われるようになることは、当社の事業である再生可能エネルギーの普及にも繋がります。どのエネルギーを選ぶかで、ロゴが水タイプ、草タイプ…と若干変化するのがポケモンみたいで、なかなかかわいいです。どれにするか悩んでしまいますね。

※供給元の違いで、ロゴのデザインが異なることがあります。

※供給元の違いで、ロゴのデザインが異なることがあります。

さらに、さまざまな環境ラベルの中でも印刷物に特化したものでいうとこちら!

●「GPマーク」

環境配慮基準を達成し認定されたグリーンプリンティング(GP)認定工場が製造し、紙、インキなど印刷資材がグリーン基準に適合した印刷製品に表示できるマーク。つまり、これさえ入っていれば、正々堂々と環境にやさしい印刷だと胸を張っていえる、そんなマークです。

さらにロゴマーク上部の★の数でランクが分かれていて、★の数が多いほど環境配慮の度合いが高いことを示しています。某美食ガイドと同様で、三つ星(スリースター)が最高ランクです。

持続可能な社会の実現へ 身近で感じてほしい「環境にやさしい印刷」

ここまで読んでいただけた方には、印刷物は選択次第で、環境にやさしい印刷になるということをおわかりいただけたと思います。印刷の現場は、材料である用紙やインキ、機械が使用する電力まで、製造のあらゆる工程で環境に配慮することができるように万全を期しているんですね。

当社では、印刷物を印刷会社へ発注する際、品質や価格だけでなく、印刷の各工程において環境に配慮した対応ができる印刷会社なのかも、選ぶ判断軸としています。今あるものを見直して、未来へ続く選択をしていくことで持続可能な社会の発展につなげていきたいと考えているからです。

「どうせ選ぶなら、環境によいものを」という考え方は、世間にも浸透してきているものと思いますが、環境ラベルはそういったことを考えて作られた印刷物ですよというメッセージみたいなものなので、環境ラベルを理解できれば、そのあたりがなんとなく伝わってきて面白いと思います。

今や脱炭素は、サプライチェーン全体で取り組む課題です。(勝手に野毛印刷社様を当社のグループの一員としてみなしていますが・・・)自社で脱炭素化を図っていくのはもちろんのこと、印刷物や広報誌に至るまでCO2削減という視点で製品を選んで使っていくことが必要だと思っています。

広告、広報物、商品パッケージなど、もちろん紙ものだけでなくさまざまな素材のものも含めて、たくさんの種類の環境ラベルが印刷物に表示されています。

こんなものにも、というところにあったりするので、皆さんもどのくらい出会えるか、探してみてはいかがでしょうか。きっと環境にやさしい印刷を身近に感じられると思います!

以上、環境にやさしい印刷の最新事情でした。

関連記事

お問い合わせ

運営会社

太陽光発電の設計・施工で20年以上の実績。最近では再エネ率の高い電気と蓄電池を併せた提案も好評です。環境にいいこと・持続可能な地球・100年後の子供たちのために様々なソリューションで再エネ普及をしています。

詳しく見る