企業のSDGs事例「YKDがSDGsに取り組むのは宿命だった!」

日本のSDGs認知度は67%に!個人レベルでも広がる取組み
先日、平塚で〝半自給自足生活〟を送っている知人のSNSで、「我が家のSDGs」という記事がアップされていました。
昔から環境問題には関心が高く、海岸線清掃活動(ビーチクリーン活動)などにも積極的に参加されていた方なのですが、今では一歩進んで身近なSDGsに率先して取り組まれています。
今回の記事は「成長の早いお子さまの靴下を継ぎ合わせて大事に使おう」といった内容でした。
ただ捨てるのではなく、このようにリメイクすることで“モノを大切にする気持ちを育てる”ことに繋がっていきます。何よりも、楽しみながらSDGs を考えて具体的に行動しているところがとてもカッコよく思えました。
2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として、2015年の国連サミットで国際目標として設定された“SDGs”は、この7年でより身近になってきていることを実感します。
実際に、株式会社クロス・マーケティングによる2021年時点のSDGsに対する意識調査では、認知度は67%。2019年の調査では14%であったそうなので、4.7倍近く増加したことになります。
そんなSDGsは、個人の中でもできることから取り組まれ始めているのはもちろん、今では多くの企業でも積極的にSDGs目標達成のためにさまざまな取組みがおこなわれています。そこで今回は、当社横浜環境デザインでおこなっている具体例を簡単にご紹介します。
企業や個人の方でも取り組みやすい一例かと思いますので、ぜひご参考ください。
社内でも具体的行動へ落とし込む:取り組みやすいSDGsの一例
現在、当社では達成すべき目標として次の3つを掲げております。
7番:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
11番:住み続けられるまちづくりを
13番:気候変動に具体的な対策を
これらは、
・再生可能なクリーンエネルギーを創る
(太陽光発電システム)
・創ったエネルギーをためる
(テスラパワーウォールなどの蓄電池)
・適正な価格で提供する
(ヨコハマのでんきなど)
といった事業を展開してきた当社YKDにとっては【親和性の高い目標】でした。
つまり、当社のように“もともとSDGsを進めるための具体策になり得る事業を展開している企業”としては、SDGsとの出逢いは必然であり、宿命だったのかも知れません。
企業で取り組める具体的なSDGs例「横浜環境デザイン」の場合
①中級レベルの取組み:使用電力の再エネ化
当社では、本社での電力使用分については非化石証書を購入し、使用電力の再エネ化をおこなっています。
また、盛岡営業所でも、岩手県にある久慈地域エネルギー株式会社さまと再エネ電力プラン「アマリングリーンでんき」を契約し、再生可能エネルギーと非化石価値による再エネ100%化をおこなっています。
本社のある横浜市は、2050年までの脱炭素化「Zero Carbon Yokohama」を掲げており、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出削減を推進しています。当社も、再生可能エネルギーを推進する会社として自らがリードできるよう努めてまいります。
②初級レベルの取組み:日常の中での意識改革
ただ、個人レベルに落とし込んだ時、具体的には何から始めたら良いのかはなかなか思いつかないものです。
社内でも、照明OFFやエアコン温度の制限、SDGs研修「SDGsカードゲーム」などについては以前にも記事でとり上げましたが、行動変容はなかなか難しいもので、ついつい忘れがちになります。
そこで現在、簡潔な言葉で具体的な行動とSDGsの各目標項目との関連性をパネルで表示する取組みを進めています。
どのゴールに向けてどう行動すべきか?なぜそんな行動が必要なのか?について、視覚から刺激し、行動に繋げることができないかを試行中です。
SDGs×日頃から意識して行動することの大切さ
TV番組欄を見ると、NHKから民報の各放送局まで、SDGsへの取組みを前面に出した番組を放送するようになってきています。〝みんなの未来〟〝地球を守る〟〝サステナブル〟といったキーワードをもとに、いろんな取組みが紹介されるようになってきました。
SDGsの17つのゴールは、(1)国や企業が中心となって達成を目指すこと、(2)日常生活の中で各自が行動して達成を目指すことに分けることができると思います。
(1)でいうと、国や企業が率先して、再生可能エネルギーへの転換を進め、SDGsに取り組むのはもちろん必要です。
当社としても、競争社会の中で生き残っていくために、太陽光発電システム・蓄電池システムを展開し、「非化石証書」を発行して返還を進め、SDGsの17つのゴールへより強く牽引していくべき立場であることを自覚しておく必要があります。
(2)の日常生活においては、「可能な限り徒歩や自転車を活用する」「エコバックを使う」「照明をLEDに変える」「ゴミをルール通り分別する」といった行動を具体的に起こすことで、誰でもSDGsのゴール達成に参加・貢献することができます。
いかがでしたでしょうか?
私たち横浜環境デザインの社員は、上記(1)のような“再生可能エネルギーを扱う企業としての責任”を認識したビジネス展開を進めてまいります。そして、上記(2)のように“各自が推進者であること”を自覚して、日常から行動していきたいと思っています。
「楽しみながらSDGsを推進する」、皆さんもぜひできることから始めてみてくださいね。
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