アンカー要らずで陸屋根への太陽光発電設備設置の可能性を広げる
アンカーレス架台
長年にわたり太陽光発電業界でEPCとして施工をおこなう中で、陸屋根に太陽光発電設備を設置する際には防水の問題があり、太陽光発電設備を設置できないケースが多々ありました。
「アンカーレス架台」では、従来とは異なりアンカーを打たない施工が可能となります。屋上などの陸屋根で、防水層の関係でこれまで太陽光発電設備が設置不可だった場所に最適な架台です。

サービス概要
「陸屋根に設置」ってどういうこと?
陸屋根とは、 “傾斜のない垂直な屋根”のことを指します。そのため、太陽光パネルは「架台」という構造物で、角度をつけて設置を行います。
これまでの陸屋根での太陽光パネル設置方法は、屋根に穴を開けるアンカー工法や、屋根への負担が大きい縁石工法などが主流でした。
そこで、当社では新たに、アンカーレス架台による“接着工法”で屋根に穴を開けず、屋根に対する荷重も軽減できる架台と工法をご提案いたします。

サービスのポイント
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01アンカー不要による屋根に対するメリット
陸屋根の施工でよく心配されるのが「雨漏り」。
ですが、アンカーレス架台による接着工法では、その心配はありません。アンカーを使わない架台を接着工法で固定するので、屋根に穴を開けることはありません。また、架台の素材はアルミなので、屋根に対しての荷重も軽減されます。
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02時間をかけない!工期短縮のメリット
「なるべく早く工事を終わらせてほしい」そんなお客様にもアンカーレス架台による接着工法はおすすめです。
アンカーレス架台の場合、従来だと約200部材ほどだった部材点数が約50部材。およそ1/4になります。また、アルミ素材の架台なので、重さは従来部材の約1/3以下に。屋上などの高所へ荷上げする際も、負担が大幅に軽減されます。そのため、施工にかかる時間も約75%削減することができます。
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03風洞実験による確かな安全性
接着工法だと、太陽光パネルは飛んでいってしまわないのか?
実はこの工法、板金で周囲を囲うため、ダウンフォース(前方から流れてくる空気が下に押し付ける空気の力)が起き、風もうまく利用してパネルの飛散リスクを回避できます。
風洞実験施設での耐圧試験強度では、前、後、両側面の4方向に3分間連続的に当て続け検証し、結果55m/sまで1mmの微動もなく完了いたしました。
風速55m/sは、「猛烈な台風」レベル。家が倒壊してもおかしくない風速です。
こんな方に使われています
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月々の電気代を削減したい。災害時に非常用電気として使用したい。
自家消費型太陽光発電として、屋上に設備を導入いただきました。
福祉法人様
自家消費型太陽光発電(太陽光パネルで発電した電気を自社で消費するための設備)として、45.60kWのシステムを屋上に設置いたしました。
よくある質問
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一般住宅のような傾斜屋根にも設置できますか?
陸屋根(傾斜がない垂直な屋根)以外には設置不可となります。
また、陸屋根でも防水層によっては設置が難しい場合があるので、詳しくはお問い合わせ下さい。 -
設置する際、離隔はどのくらい必要ですか?
有効寸法でパラペットから1100mm、縦パネル間200mm以上、横パネル間600mm以上の離隔が必要です。
詳しくはHP【アンカーレス架台サンプルレイアウト】をお確かめ下さい。
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風で飛散する可能性は?詳しいデータを確認したい。
設置基準を満たした案件については、2段設置の場合でも風で飛んだという実績はございません。
また、風洞実験も行っており、安全性を実証しています。実験結果は、機密保持契約締結後であればご提示が可能です。実験結果のデータを確認されたい方は、お問い合わせ下さい。
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アンカーレス架台には保証はついていますか?
保証申請を行っていただき、設置基準を満たしている事が確認できれば10年保証を付与します。
製品に関してもっと詳しく知りたい方は、製品のホームページをご覧ください。
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