家庭用蓄電池の価格推移と今後の見通しは?賢い購入時期はいつ?

蓄電池

蓄電池 価格推移

蓄電池は、エネルギーの自給自足を目指すご家庭や企業にとって欠かせない存在となっています。

しかし、購入を検討する際に気になるのがその価格です。

蓄電池の価格は年々変動しており、購入時期によっては大きな差が出ることもあります。2024年以降、様々な要因によって価格がどう変わっていくのか、その見通しは注目されています。

本記事では、これまでの家庭用蓄電池の価格推移を振り返りながら、今後の見通しについて詳しく解説します。家庭用蓄電池の導入を検討している方や価格動向に興味のある方は、ぜひ参考にご覧ください。

家庭用蓄電池の選び方。容量の決め方

家庭用蓄電池で重要な出力と容量の違いや、自宅の電力使用状況に合わせた蓄電池の選び方をまとめています。

こんな人におすすめです

  • 蓄電池の出力と容量の違いを知りたい
  • 自宅の商品電力量や売電量を把握したい

家庭用蓄電池の設置にかかる費用

蓄電池の設置にかかる費用は、大きく分けて本体価格と工事費の2つがあります。

本体価格

まず、本体価格ですが、蓄電池の種類や容量、性能によって異なります。
一般的なリチウムイオン蓄電池の場合、1kWhあたりの価格は約10万円から20万円程度が相場です。
家庭用蓄電池は5kWhから10kWhほどの容量のものが多いため、本体価格は50万円から200万円程度になります。

工事費

蓄電池の設置には専門的な知識と技術が必要になります。
機器の設置場所や既存の設備があるかどうかなどによっても費用は異なります。
例えば、以下のような場合などが考えられるため、工事費は一律とはなりません。的確な工事費を実施するには、きちんと現地調査をしてもらう必要があります。

・搬入経路が長距離になる・搬入に重機が必要⇒搬入費が高くなる
・配線が長い⇒配線費用が高くなる

これらの費用を総合すると、蓄電池の設置にかかる総費用は本体価格と工事費を合わせた金額になります。蓄電池の導入を検討する際には、これらの費用をしっかりと見積もり、予算に合った製品を選ぶことが重要です。

家庭用蓄電池の価格に影響する要素

蓄電池の価格に大きく影響する要素として、「容量」と「電池の種類」があります。

容量

蓄電池の容量は、そのバッテリーがどれだけの電力を蓄えることができるかを示します。
一般的に、容量が大きいほど、蓄電池の価格も高くなります。これは、大容量の蓄電池がより多くの材料と技術を必要とするためです。
そのため、ご家庭の電力使用量や非常時にどこまでの備えをしておきたいかなどを考慮し、適切な容量を選ぶことが重要です。

電池の種類

蓄電池には、大きく分けて「ポータブル電源」と「定置型蓄電池」の二種類があります。

ポータブル電源
ポータブル電源は、小型で持ち運びが可能な蓄電池を指します。
キャンプやアウトドアでの使用、災害時の緊急電源として非常に便利です。価格も比較的手頃で、用途に応じたさまざまなモデルが展開されています。
しかし、その分蓄電容量は小さく、長時間の電力供給には向いていないことが多いです。

定置型蓄電池
一方、定置型蓄電池は、建物に固定して使用するタイプの蓄電池を指します。
家庭用のバックアップ電源として利用でき、太陽光発電システムと組み合わせることで最大効果を発揮するため、併せて導入されることが多いです。
定置型蓄電池は容量が大きく、長時間の電力供給が可能です。そのため、価格は高めですが、家庭全体のエネルギー管理や電力コスト削減、非常時のバックアップ電源として非常に有用です。


これらの要素を考慮して、自分のライフスタイルやニーズに合った蓄電池を選ぶことが重要です。
価格だけでなく、性能や利便性、将来的なコスト削減効果も視野に入れて検討することをおすすめします。

家庭用蓄電池の価格推移

出典:三菱総合研究所「定置用蓄電システムの普及拡大策の検討 に向けた調査」

(出典:三菱総合研究所「定置用蓄電システムの普及拡大策の検討 に向けた調査」)

近年、蓄電池の価格は徐々に下がってきています。その一因には、国が家庭用蓄電池の補助金を受けられる条件として目標価格を設定していることが挙げられます。

国はこの目標価格を毎年引き下げており、メーカーはその目標に合わせて価格の調整を検討しています。この政策により、蓄電池の普及が進み、価格競争が激化した結果、消費者にとって手頃な価格での購入が可能となりました。

蓄電池の導入は早い方がいい?それとも待った方がいい?

蓄電池の導入を検討しているけれど、「早い方がいいか、それともまだ待った方がいいか」と悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

先述した通り、蓄電池の価格は年々下がっています。しかし、今後の価格動向については、さらに安くなり続けるとは言いにくいでしょう。

これにはいくつかの理由があります。

まず、蓄電池の主要原料であるリチウムイオンバッテリーの価格が高騰していることです。
リチウムは限られた資源であり、その需要が急速に増加しているため、価格が上昇傾向にあります。この傾向は今後も続くと予想されており、リチウムの価格が下がる見込みは少ないと考えられます。

加えて、電気自動車(EV)の普及が蓄電池市場に大きな影響を与えています。なぜなら、EVは大量のリチウムイオンバッテリーを必要とするからです。
EV市場の拡大に伴い、蓄電池の需要も急速に増加しているため、供給が追いつかない状態が続く可能性があり、蓄電池の価格がさらに高騰する恐れがあります。

これらの理由を踏まえ、蓄電池は必要だと感じた時に購入することが重要だと言えます。

また、蓄電池を導入することで、停電時の電力確保や電気料金の節約など、さまざまなメリットを得ることができます。蓄電池の導入を考えている方は、今後の価格上昇や需要の増加を見越して、早めの決断をすることをおすすめします。

まとめ

蓄電池の価格は、これまでの技術革新や市場の変動によって大きく変わってきました。
今後も新技術の開発や需要の増加、市場の拡大などの影響で価格は変動する可能性があります。
さまざまな情報をしっかりと把握し、最適なタイミングで導入しましょう!

当社では、住宅用から産業用までさまざまな太陽光発電設備や蓄電池を取り扱っており、テスラ社の家庭用蓄電池「Powerwall」については認定販売施工店と認められております。
設計から施工まで一気通貫でご提案することが可能ですので、現在ご検討中の方や何かご相談したい個となどございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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