グリーンBCP対策の切り札!テスラの家庭用蓄電池導入の潮流とメリット【セミナーレポ】
参加者
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中澤 幸介さま新建新聞社の専務取締役 兼「リスク対策.com」の編集長
新建新聞社の専務取締役 兼「リスク対策.com」の編集長を務められております。今回、当社テスラ事業部の今井と対談形式でセミナーに参加されました。
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今井テスラ事業部
テスラ事業部に所属し、営業を務める。個人のお客さまから法人のお客さままで、幅広く対応実績あり。
日本で唯一の危機管理とBCPの専門メディアである「リスク対策.com」というWEB媒体を運営されている新建新聞社さま。
同メディアでは、企業のさまざまなBCP対策グッズや事例が掲載されているほか、リスク対策に役立つセミナーも定期的に開催されています。2023年7月26日に開催されたセミナーは「電気を貯めて使う!世界が注目するテスラビジネス」というテーマで実施されました。
本テーマでは当社の今井も登壇し、グリーンBCPの切り札となり得る家庭用蓄電池の中でも、スタイリッシュかつコスパが優れている「テスラパワーウォール」について解説させていただきました。
今回は、そんなセミナーの様子を一部切り取ってご紹介!
辻・本郷 スマートアセットについて
まずは、辻・本郷 スマートアセット株式会社についてご紹介をお願いします。
辻・本郷スマートアセットは、再生可能エネルギーの中でも主に太陽光発電設備の販売、投資、コンサルティングをおこなっています。
今まではFITという制度のもとで比較的大きな太陽光発電所の販売やコンサルティングをおこなって参りました。
しかし今後は、自家消費型太陽光発電設備や、今回ご紹介する家庭用蓄電池テスラパワーウォールなどの販売にも力を入れていく予定です。
テスラの家庭用蓄電池「テスラパワーウォール」
テスラパワーウォールはいつからどんな理由で取り扱うに至ったのでしょうか?
存在を知ったのは4年前ほどですが、単純に「このテスラの蓄電池はいいな」と思ったことが取り扱うに至ったきっかけです。
太陽光発電はどうしても朝や夜、曇りの日などには発電が期待できないこともあります。
しかし、テスラパワーウォールを太陽光発電と併せて導入することで、昼間発電した電気をテスラパワーウォールにためておき夜の使用分に回すなど、太陽光発電の電気を有効に活用できるので、テスラパワーウォール認定販売施工会社として登録をしました。
(出典:危機管理ビジネスEXPO)
テスラパワーウォールの概要や特徴を教えていただけますか?
テスラパワーウォールの特徴としては、以下の点が挙げられます。
1. 分電盤をまるごとバックアップ & 大容量・高出力
2. 圧倒的に手頃な価格帯
3. コンパクトでシンプルなデザイン
4. テスラアプリで遠隔操作&モニタリング可能
5. ソフトウェアの更新により、性能が自動で進化し続ける
見ため・性能の自由度が高い蓄電池
高さ1150 x 幅753 x 奥行147 mmと、見た目もスリムでスタイリッシュです。通常日本製の蓄電池はもっと大きいです。エアコンの室外機を思い浮かべていただければと思うのですが、あのような形が主流です。
また、蓄電容量も13.5kWhと1台でも大容量ですが、足りないと感じた場合には10台まで拡張することができるので、ご家庭の電気使用量に応じて、フレキシブルに変更することができます。
電気を蓄電することのメリット
電気をためることのメリットについて教えてください。
自然エネルギーをすぐに活用しないで、夜間電力をためた場合、平時のコストメリットはどの程度見込めるのでしょうか?
太陽光発電は余った電気を電力会社が買ってくれるFIT制度のもと広がったと言っても過言ではないです。
しかし、10kW未満の住宅用は買取期間が10年間と決まっています。そのため、太陽光発電を設置して10年経過するタイミングで、今まで40円で売ることができた電気が現在の単価(8.5円など)でしか売ることができなくなります。
なので、自宅で発電した電気は自家消費した方が買う電気代を少なくできるという発想のもと、10年経過したタイミングで蓄電池を導入する「卒FIT」のケースが多いです。
導入のハードルを下げるさまざまな支援も
導入コストを抑えられる補助金などはあるのでしょうか?
地方自治体などによって違うのですが、特に東京都は手厚く、地産地消型再エネ増強プロジェクト補助金は太陽光発電設備で2/3、蓄電池設備で2/3、最大1億円、上限7500万円が補助されます。
補助金はなくなってしまったらその年は終わりですので、お早めに申し込みすることをおすすめします。
実際の導入事例のご紹介
これまでの活用例を教えてください。
また、太陽光発電とのセット化などの販売実績についても教えてください。
例えば、とある大学では、万が一停電がおこった際でも止めることができない業務用冷蔵庫があったため、主にBCP対策としてテスラパワーウォールを導入されました。
またあるいは、停電時にすべての電力を賄うのではなく、必要最低限の電力量を確保したいという企業さまもいらっしゃいました。
さまざまな使用電力の削減をおこなったのちに、災害時に最低限必要な電気の使用量を割り出し、太陽光発電とテスラパワーウォールを複数台設置されました。
当社の販売実績は、1か月50件前後のお問い合わせをいただいており、施工件数は20件前後となっております。
蓄電池の導入で実現できる災害対策・BCP対策
「家庭用蓄電池」ということは、企業での導入はできないのでしょうか?
そんなことはありません、企業でも設置されるケースは多いです。
購入者(予定者)の特徴などはありますか?
傾向としては、テスラ車を保有している方や、環境思考が高い方も多いです。
企業だけでなく自治体でも導入が進む
各家庭で導入できなくても、地域者や集落として導入することができれば、災害時などは役立つと思いますが、そうした事例は?
実際に、自治体で公民館に太陽光発電と蓄電池を設置されたこともありました。災害時に公民館に集まることを想定して、有事の際は公民館で過ごせるように備えられたようです。こうしたケースの導入も増えてきています。
環境配慮しつつBCP(事業継続)を高めるという意味では注目の製品と思いますが、今後企業への販売は考えていますか?
今までは、BtoCの方をメインに設置してきましたが、今後は企業のBCP対策や電気代削減のアイテムとして、自家消費型太陽光発電と併せてパワーウォ―ルの設置をおすすめしていこうと考えています。
ご興味のある企業さまや自治体の方は、ぜひ一度ご相談ください。
BCP(事業継続計画)の重要性は年々高まっているように感じますね。
そんな中で、こうしてセミナーのテーマとしても取り上げられるようになった「テスラパワーウォール」や太陽光発電設備、蓄電池は、個人宅だけでなく企業にも導入が進められている最中にあります。
2023年6月1日には、遂に大手電力会社の規制料金(従来の電気料金)プランの単価も値上げが実施されるなど、当面は電気料金の高騰が続くと考えられます。
災害・BCP対策のほか、電気代削減の一助にもなり得る太陽光発電設備や蓄電池の導入、ぜひ一度ご検討ください。
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