【今まさに見頃】まだ間に合う紅葉!横浜の三渓園に行こう

地域

秋の風物詩である紅葉

秋の夕日に映える、色鮮やかな赤や黄色へと変わる楓の葉や、それらの色に染められる山々は、季節の芸術と呼べる光景でしょう。神奈川県の紅葉の名所といえば、鎌倉や箱根、小田原が人気エリアの上位に挙げられますが、地元横浜にも、立派な紅葉の名所があります。

今回は、神奈川県の景勝50選にも数えられる紅葉の名所で、日本気象協会によると、今まさに見頃を迎えている「三渓園」をご紹介します。

簡単におさらい!横浜の名所「三渓園」とは?

三渓園は、明治時代末から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三渓(本名:富太郎)氏が、東京湾に面した“三之谷”と呼ばれる谷合の地に造り上げた、広大な日本庭園です。

京都や鎌倉から集められた歴史的建造物と、四季折々の自然とが見事に調和した景観が見所です。以前、春のおすすめお花見スポットとしてもご紹介させていただきましたが、紅葉の季節もまたおすすめしたいスポットです。

特に今年(2021年)は、12年ぶりに紅葉のライトアップがおこなわれます。昼間とは違う、ライトに照らし出された紅葉と古建築のコラボレーションを楽しむことができます。

<ライトアップ詳細情報>

期間:12月3日(金)〜5日(日)、12月10日(金)〜12日(日)
実施時間:16:30ごろ~20:00(最終入園19:30)
料金:無料(入園料は別途必要)

【まだ間に合う!三渓園の紅葉】外苑の見所紹介

外苑は、京都の燈明寺から移された室町時代の建築・三重塔がランドマークとして配されており、それと合わせて四季折々の花を楽しむことができます。

旧矢箆原家住宅(合掌造り)の紅葉

旧矢箆原家住宅は、園内にある建物の中で唯一内部を見学できる建物です。
現存する合掌造では、最大の民家とされています。屋内では、飛騨地方で使われた民具を展示しているほか、いろりでは毎日薪がくべられています。

そんな古民家ですが、周囲に立つ紅葉とのコントラストが見事であり、とても絵になる建物でもあります。おすすめのフォトスポットは、隣で現在改修工事中の旧東慶寺仏殿のあたりの位置からです。色づいた紅葉と併せて絵になる写真を撮ることができます。

横笛庵から旧燈明寺本堂へ続く道

旧矢箆原家住宅から横笛庵の前を通り、旧燈明寺へと向かう道には、多くの紅葉の木が立っています。川沿いに立つ紅葉を見ながら歩いていくと、きれいな景色に癒されること間違いなしです。

【まだ間に合う!三渓園の紅葉】内苑の見所紹介

内苑は、原家が私庭として使用していたエリアです。江戸時代初期に建てられた臨春閣を中心に、古建築で構成された繊細なつくりの庭が広がっています。

旧天瑞寺寿塔覆堂の銀杏

この建物は、豊臣秀吉が京都の大徳寺に母の長寿祈願のために建てさせた寿塔(生前墓)を納めるための建築です。

この建物の裏手には一本の銀杏の木が立っており、秋の季節になると地面一面が黄色く染まった銀杏の葉で埋め尽くされ、まるで山吹色の絨毯を敷いたような、幻想的な光景が広がります。

聴秋閣の遊歩道

聴秋閣は、江戸時代に建築された建物であり、京都の二条城内にあったといわれる、徳川家光・春日局ゆかりの楼閣建築です。

その裏手の山には、紅葉が多く植えられている渓谷沿いの遊歩道があります。季節限定で解放されている、自然あふれるこのエリアから眺める秋の景色は壮観です。

三渓記念館の休憩所

若き芸術家の支援や大震災後の横浜の復興など多方面にわたって尽力した、原三渓の業績やゆかりの資料・美術品が展示されています。

そして、秋は休憩所から望む中庭の景色が実に見事です。園内を巡る中で、ここで一休みして紅葉をゆったりと見て楽しむのも良いでしょう。

【まだ間に合う!三渓園の紅葉】「三渓そば」もご賞味あれ

歴史的建築物や四季折々の自然の景色で知られる三渓園ですが、実は現地ならではの限定グルメであることをご存知でしょうか?

「三渓そば」とは、三渓園の創設者、原三渓が考案した伝統の味であり、おつゆのない麺になっています。また、「そば」といっても日本そばではなく、特別に打った細い「うどん」を少量の油で、ほぐす程度に炒めています。

トッピングの具には筍・シイタケ・豚挽肉・ネギをしょうゆベースで煮込み、少量の酢・ショウガを加え、餡上にしたものが使われています。さらにその上には、ハム、絹さや・錦糸卵をのせることで彩を添えています。

原三渓は、三渓園を造り上げた実業家であり、若き芸術家を支援したパトロンとしても知られていますが、一方で食にも通じており、自らも料理を考案していました。「三渓そば」は、その中でも自信作とされており、原家の家庭料理兼おもてなし料理として今日まで受け継がれています。

「三渓そば」は、外苑エリアにある待春軒にて、お召し上がりいただけます。値段は、850円になります。三渓園を訪れた際には、ぜひご賞味ください。

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いかがでしたか?
クリスマスの前に、最後の紅葉をぜひ楽しんでみてくださいね。

<各種アクセス方法はコチラ>

・横浜駅東口2番のりば<市バス8・148系統>35分 三渓園入口下車・徒歩5分、<ぶらり三渓園BUS(土・日・祝日のみ)>で35分、三渓園下車(駐車場内)すぐ

・桜木町駅2番のりば<市バス8・148系統>25分、三渓園入口下車・徒歩5分、<ぶらり三渓園BUS(土・日・祝日のみ)>で26分、三渓園下車(駐車場内)すぐ

・みなとみらい線 元町・中華街駅4番出口 山下町から<市バス8・148系統>15分、三渓園入口下車・徒歩5分

・JR根岸駅1番のりば<市バス58・101系統>10分 本牧下車・徒歩10分

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