「フードシェアリング」とは?食品ロス問題においしく取り組む方法

食品ロス(フードロス)とは?毎日廃棄される食品

おうち時間が増えている中で、先日スーパーでアジを1尾買ってきて捌いてみました。

アジのなめろうにして美味しくいただきましたが、1尾から取れる身は一人前ちょうど分くらい。
本当はもう少し食べられる部分があったのかも知れませんが、残りの部分は捨ててしまいました。

ほかにもブロッコリーの茎や、ネギの青い部分など、、「まだ、食べられるかなあ」と思いながら捨ててしまったり、取っておいて腐らせてしまうことがたまにあります。

こういったものも小さな要因の1つですが、農林水産省及び環境省の「平成30年度推計」データによると、現在日本では年間2,531万トンの食品が廃棄されています。
(家庭から発生する食品廃棄はおよそ45%、事業からは55%)

その中でも、まだ食べることができるのに廃棄されている食品、いわゆる「フードロス(食品ロス)」は約643万トンといわれています。

このフードロス量を国民一人当たりに換算すると、なんと“お茶腕約1杯分(約130g)の食べもの”が毎日捨てられていることになります。

☞詳しくは:政府広報オンライン『もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう』
☞AC Japanのわかりやすい動画はコチラ

さて、ここで少し世界に目を向けてみましょう。

先ほどの日本のフードロス量約643万トンは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(2019年で年間約420万トン)の1.4倍に相当します。世界で援助した食料の量より、日本国内で廃棄されているフードロス量の方が多いって少し衝撃的です。

さらにいうと、実は日本国内でも、7人に1人の子どもが貧困で食事に困っている状況にいます。

ますます「フードロス」がもったいなく思えてきましたね。
ですが、今ではこうした食べもののムダをなくすために、日々努力をしている取組みが存在します。

今回はその取組みを3つご紹介しようとおもいます!
皆さんにとっても、「フードロス」というものについて考えるちょっとした機会になれば嬉しいです。

食品ロス対策に!おいしくお得なフードシェアリングとは

フードロスの問題においしく、楽しく貢献したいですよね。

そこでおすすめしたいのが、フードシェアリングできるサイトやアプリの活用です。「フードシェアリング」とは、何もしなければ廃棄されてしまう商品を消費者のニーズとマッチングさせることで食品ロスの発生や、無駄を減らす仕組みを指します。

実は今、こういったサイトなどはさまざま数多くあります。うまく活用してフードロス削減にポジティブに関わってみませんか?

<おすすめしたい!フードシェアリング>

・KURADASHI(クラダシ)
☞HPはコチラ:https://www.kuradashi.jp/

KURADASHIは、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで購入することができます。
売上の3~5%を社会貢献活動団体へと寄付するという、日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイトです。

販売しているものは、食品から日用品、美容・健康品まで幅広く取り扱っています。
中には会員限定商品などもあるので、気になる方はまずは無料の一般会員登録をしてみては?

・Let(レット)
☞アプリはコチラ:https://let.jp/

食品に限らず、あまった在庫、型落ち品、使わなかった新古品、処分したい中古品など「訳あり品」を売買できるアウトレットアプリです。
アプリをダウンロードして最短1分で訳あり品を販売することができます。初期費用や月額は無料です。

メインの利用者は30〜40代の主婦層で、2021年4月現在ユーザー数は300万人を突破しています。このコロナ禍でも急成長しているマーケットです。

アプリで完結できるので、売りたい方も買いたい方も気軽に参加することができます。特に女性人気が高いようなので、女性の方はぜひご覧になってみてください。

・豊洲市場フードロス削減ドットコム
☞HPはコチラ:https://www.tsukijiichiba.com/

豊洲市場で、大量入荷されたもののなかなか買い手が見つからないものや、傷やスレがあって見た目が良くない“訳あり品”、サイズが規格外などの理由から行き場に困っている食材を販売しているサイトです。

こちらも会員登録は無料ですることができます。また、販売しているものは「さすが豊洲!」といえる海産物からフルーツやスイーツ、お肉までさまざまです。

なかなか豊洲市場まで足をのばすのは難しい今、こういった形で疑似訪問してみるのも楽しいかもしれません。

食品ロス問題から食の未来を守る!SDGs目標12

この先2050年には、世界の人口は97億人まで増加する見込みで、このままでは好きな時に好きな物を食べれなくなる!なんていうニュースや、昆虫食を推進する団体をチラホラ目にする時代に差しかかってきています。

今ある環境を守ることは、ゆくゆくは皆さんの好きな食べものの未来を守ることに繋がると思うと、急にこの問題が身近に感じませんか?

さて、そんなフードロス問題ですが、こちらも最近よく耳にする「SDGs」にもとても関わりがあります。

この問題は、17の目標の12「つくる責任つかう責任」に該当します。その中にはさらに細かく11個のターゲットが設定されており、フードロスは次の2個に該当するといわれています。

・ターゲット 12.3:
2030年までに⼩売・消費レベルにおける世界全体の⼀⼈当たりの⾷料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの⽣産・サプライチェーンにおける⾷料の損失を減少させる。
・ターゲット 12.5:
2030年までに廃棄物の発⽣防⽌、削減、再⽣利⽤及び再利⽤により、廃棄物の発⽣を⼤幅に削減する。

世界的に危惧されている問題のひとつであることがわかりますね。
解決策として、今回ご紹介したフードシェアリング以外にも「フードバンク」などの活用も今後ますます広がりそうです。

もちろん個人でも、食品を買いすぎないことや食べきれる分だけを調理すること、レシピサイトを利用して食材を使いきること。
そして、今回ご紹介したサイトやアプリを活用してみたりして、ひとりひとりがおにぎりひとつ分のフードロスを毎日意識することで、食の未来は変えられると信じています。

まずはすぐできることから、ぜひチャレンジしてみてください!

☞楽しみながら食品ロスに貢献できる「ロスゼロ」ECサイトの魅力​とは?

わくわくドキドキ!楽しみながら食品ロスに貢献できる「ロスゼロ」ECサイトの魅力

☞地域で楽しくフードロス問題に取り組む

【地域で取り組むスローフード】もったいない野菜を楽しく美味しくレスキュー

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