ESG経営とBCP対策で太陽光発電と蓄電池を導入|事例:鴨居自動車学校さま
今回は、当社にて太陽光発電設備と蓄電池を設置いただいた、横浜市緑区にある神奈川県公安委員会指定の「株式会社鴨居自動車学校」さまにインタビューして参りました。
鴨居自動車学校の特徴や再生可能エネルギーを導入されたきっかけ、今後の活動などの詳しいお話については、同社教務部 課長 斎藤 龍一(さいとう りゅういち)さまに、お伺いしました。
鴨居自動車学校の歴史や今までの実績
鴨居自動車学校は、昭和39年11月に創業してから今年で58年目になります。
地域で愛される自動車学校として、毎年3,000人ほどの卒業生を送り出しています。
近年では、特にコロナ禍における交通公共機関利用控えの影響もあり、学生のお客さまが増えたり、30代~50代の方を中心に二輪免許の取得者が急増しました。そのため、昨年度・一昨年度は3,500人ペースで輩出しました。
鴨居自動車学校の特徴とは
当校では、指導員の質の向上、指導方法の改善などに力を入れています。卒業生には毎回アンケートを取っており、アンケートをもとに指導員の技術・技能面の向上をはかっています。
広報活動にも力を入れていて、地域や生徒さんが親しみやすいように、YouTube動画などを定期的に配信しています。そんな甲斐もあり、現在では口コミやご紹介で当校に来てくださる方が増えており、ありがたい限りです。
さまざまなニーズに応える研修のバリエーション
また、リピーターの方向けの講習にも力を入れています。
これまで自動車学校と言えば、卒業したらその後はなかなか立ち寄る機会がない場所だったと思います。しかし、近年は人口が減っているわけですから、卒業した人をターゲットに再び呼び込んでいく必要があります。そこで、一度卒業したけれど、また受講が必要な方向けの講習を実施しております。
そのうちのひとつが「企業講習」です。これは運送事業者様のドライバーの方に向けたものであったり、採用した新入社員の方などで、これまであまり車に乗っておらず、急に運転させるのは不安があると言った企業様に向けた、キャッチアップ研修なども実施しています。
また、70歳以上の高齢者の方に向けての講習などもおこなっています。40代~50代のときとの認識や体の違いなどを説明し、70歳以上の方が運転するときに気を付けるべき点についてベテラン講師が講習を担当しています。
最近もニュースで高齢者の方の運転事故が取り扱われていましたが、そういった悲しい事故を起こさないためにも、講習は効果的だと考えています。当校をご卒業されて何年後であろうと事故は起こしてほしくないですから。
今回、太陽光発電設備と蓄電池を設置されたきっかけや経緯
当校は、京急グループの一員なのですが、グループ全体でESG経営に取り組んでいます。そのうちの環境に対する取り組みの一環として、今回太陽光発電設備を導入するに至りました。
導入の一番の目的は、CO2を削減し環境負荷を減らすことですが、今回は蓄電池もあわせて導入することでBCP対策としても再エネを活用したいと考えています。
災害対策として備蓄品を置いている企業は多いと思いますが、蓄電池はそれと同じような考えで設置しました。蓄電池は、なにか災害があった際に特定の負荷機器で電気を使うことができるようになるので、万が一に備えになります。
さすがに自動車学校すべての電気は賄えませんが、特に必要だと思われる負荷機器につないでもらいました。
<太陽光発電設備と蓄電池設備の概要>
システム容量 | 23.66kW |
太陽電池メーカー | JinkoSolar455W JKM455M-60HL4-V |
蓄電池メーカー | テスラ Powerwall 13.5kWh |
年間総発電量 | 26,028 kWh |
年間CO2削減量 | 11,791 kg-CO2削減 |
鴨居自動車学校の今後の活動と目指す先
繰り返しになるのですが、地域で選ばれる自動車学校として指導員の質の向上、リピーター獲得に向けた充実した講習の実施などを継続しておこなっていきたいと思います。
当校は、コロナ禍の影響もあってお客さまが増えましたが、コロナが収束し落ち着いたあとも、口コミや紹介などで多くのお客さまに来ていただけるように、地域の方や企業のニーズを常にキャッチした学校運営を推進していきます。
鴨居自動車学校
住所:神奈川県横浜市緑区鴨居1丁目5-1
HP:https://www.kamoi-ds.co.jp/
電話:045-931-5388
営業時間:平日9:00-21:00/土日祝9:00-17:30
※定休日:水曜日
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