【人事採用担当者必見!】Z世代の価値基準:新卒採用でSDGsの視点が必要なワケ

Z世代の就職活動とSDGs

日本においても、企業を中心に徐々にその理念が浸透してきたSDGs。
関心は年々高まりを見せ、私達の社会生活にも着実に浸透してきています。

そのため、現代のいわゆる「Z世代」と呼ばれる就活生にとっても、企業のSDGsへの取組みや関心度合いが、就職先として選択肢となる要素の一つとして結びつくのは必至であると言えるでしょう。

そこで今回は、就職活動とSDGsの関連性について深堀していきます。
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知っておきたい「Z世代」とは?

「Z世代」とはアメリカで生まれた言葉で、1990年代後半~2000年代頃に生まれた世代を指します。

・1960年代中盤~1980年頃生まれが「X世代」
・1980年頃~1990年代中盤生まれが「Y世代(ミレニアル世代)」
→1990年代後半~2000年代頃生まれが「Z世代」

また、Z世代の特徴として挙げられるのは次のような点です。

・デジタルネイティブ
・モノではなく“経験”などに価値を見出す
・自己実現や社会貢献に対する欲求が高い

(参考:SMBC日興証券HP「Z世代」

SDGsに取り組む企業が増加している理由

過去、日本企業の経営方針としては、生産性の向上や技術力の向上が重要視されていました。
もちろん、投資基準としても生産能力や技術力の高い企業が優位でした。

しかし、現代の日本企業では生産能力や技術力の向上もさることながら、SDGsへの意識が年々高まっており、SDGsを経営方針に取り入れたり推進していたりする企業が増加しています。

では、なぜ今SDGsを経営へ取り入れる企業が増えてきているのでしょうか?
理由は、大きくわけて2つあると考えられます。

利益や生産性だけでは残れない「企業の在り方」の変化

理由の一つとして、企業の在り方が変化してきていることが挙げられます。

現代では、先進国を中心に急激な右肩上がりの経済成長はすでに見込めなくなっています。各企業が互いに生産能力や技術力を競い合い、ただ利益のみを求める時代は終わりました。
現在は、成熟した社会の中で利益を再配分しながら、経済を回していくことが企業に求められています。

また、気候変動などのさまざまな環境問題に対して世界的に取り組むことが求められるようになった今、投資基準にも「ESG投資」という考えが主流となっています。そしてこの判断指針にも、SDGsへの取組みは大きな役割を果たします。

このように、経営戦略としてSDGs目標を取り入れることは、もはやマストとなってきていると言えます。

Z世代の就職活動にも「優秀な人材確保」とSDGs

この企業の変化は、学生の就職活動も大きく影響していると思われます。

以前に比べ、テレビなどのメディアでもSDGsに関する話題を目や耳にすることが多くなりました。
また、現在、就職活動をしている学生の多くは学校の授業でSDGsについて学んできています。そのようなSDGsへの関心が高まっている時代の中で育った学生たちが、企業活動の現場に続々と入ってきます。

社会を豊かにする、不平等をなくすためといったSDGsで掲げられている問題に対して、就職活動中の学生は非常に敏感で強い共感を示します。

そのため、企業は優秀な人材を確保するべく、学生とのエンゲージメントを強める意味でも、SDGsを経営に取り組むことが重要となってきています。

企業のSDGs目標への取組み方:具体例

Z世代の就職活動とSDGs_SDGs

では、企業は実際にどのようなSDGsへの取組みをおこなっているのでしょうか?
業種によっても、取り組みやすい目標はある程度絞り込まれます。今回は、いくつかの業種をピックアップして参考にご紹介します。

食品メーカー

・目標2「飢餓をゼロに」
・取組み事例
例えば、製造過程で出る卵殻を廃棄すると年間約2.8万トンにもなり、環境への多大な負荷となってしまいます。
そこで、ある食品メーカーでは、廃棄として出る卵殻を天日干しして、卵殻を100%土地改良剤(肥料)として農家へ販売するといった取組みをおこなっています。

航空会社

・目標10「人や国の不平等をなくそう」
・取組み事例
例えば、性別やLGBTによる差別の流れをなくすことを目標としています。
ある航空会社では、ダイバーシティ宣言をし、同性パートナー登録をおこなった社員も公平に採用および評価をおこなっています。
また、女性リーダーの育成と輩出にも力を入れ、【2030年までに管理職女性比率30%以上を達成する】との数値目標を掲げています。

物流会社

・目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
・取組み事例
問題として、営業所や物流倉庫で使用する電気を化石燃料により調達すると、大量のCO2排出に繋がってしまいます。
そこで、ある物流会社では、自社所有の倉庫や営業所への太陽光発電システム設置やCO2フリー電力の調達によって、使用電力の再生可能エネルギー利用率100%を目指し、環境保護に取り組んでいます。


このように、さまざまな企業がSDGsへの取組みをおこない、目標達成に向けた企業経営を進めています。

Z世代とSDGs:就職活動の指標としても

Z世代の就職活動とSDGs_分析

今やSDGs目標に対して企業が積極的に取り組むことは、経営戦略として、優秀な人材確保のための手段とも言えます。

企業には、会社全体で真剣にSDGs目標や関連する脱炭素、カーボンニュートラル、サステナブルへの取組みが求められていくことになります。

当社では、気候変動や生物の多種多様性が失われつつある現状に歯止めをかけるため、SDGs(持続可能な開発)目標のうち次の3つに対して重点的に取組みを進めています。

7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
11「住み続けられる町づくり」
13「気候変動に具体的な対策を」

太陽光発電システムを導入することは、SDGsだけでなく脱炭素/カーボンニュートラルへの取り組みの1つとなります。
これを機に、会社や工場屋根、屋上などに太陽光発電システムの導入を検討してみたいという企業さまは、ぜひ当社までお問い合わせください。

☞太陽光発電の導入方法について詳しくはコチラ

自家消費型太陽光発電3つの導入方法|メリットとデメリットを比較解説

 

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