家庭用蓄電池をリースするか購入するか迷っている方必見!費用やメリットを比較
近年、再生可能エネルギーの普及に伴い、家庭用蓄電池の需要が急増しています。
しかし、蓄電池の導入方法には「リース」と「購入」という選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、蓄電池をリースする場合と購入する場合の費用やメリットを比較し、どちらの選択が自分に最適かを見極めるためのポイントをお伝えします。
リースと購入の違いを理解し、最適な蓄電池導入方法を見つけるための参考にしてください。
蓄電池のリース・レンタルサービスとは
蓄電池のリース・レンタルサービスは、初期費用を抑えて蓄電池を導入できる手軽な方法です。
月々の利用料金を支払うことで蓄電池を利用でき、故障時の修理や交換もサービスに含まれることが一般的です。そのため、経済的負担を軽減しながらエネルギー自給を始めたい方に適した選択肢と言えます。
蓄電池をリース・レンタルするメリット
まずは、蓄電池をリースすることのメリットを紹介します。
初期費用の負担が軽い
蓄電池をリースするメリットは、まず初期費用の負担が軽い点にあります。
通常、蓄電池の購入には100万円以上の高額な初期投資が必要ですが、リースではこの初期費用を大幅に抑えることができます。
月々の利用料金を支払うことで、蓄電池を手軽に導入できるため、資金繰りに余裕がない方や、初めて蓄電池を利用する方にとって魅力的な選択肢です。
メンテナンスの手間がかからない
蓄電池のリースはメンテナンスの手間がかからない点も大きなメリットです。
蓄電池は定期的なメンテナンスが必要であり、故障時には修理や交換の手配が必要になります。しかし、リースの場合はこれらの手間やコストが契約に含まれることが多いため、安心して使用することができます。
リース会社が定期的にメンテナンスを行い、万が一の故障時にも迅速に対応してくれるため、蓄電池の状態を常に良好に保つことができます。
蓄電池をリース・レンタルするデメリット
逆に、蓄電池をリースするデメリットには、以下の点が挙げられます。
契約期間の縛りがある
リースの契約期間は一般的に10〜15年と長期にわたるため、契約期間中はその蓄電池を継続して利用しなければなりません。
ライフスタイルの変化やエネルギー需要の変動があった場合にも、契約期間内は基本的に同じ蓄電池を使い続ける必要があります。
メーカーやモデルが決められている場合がある
利用できる製品は、リース会社が取り扱っている蓄電池のメーカーやモデルに限定されることが多く、利用者が自由に選ぶことができないケースがあります。
自分のニーズや好みに合った最新モデルや特定メーカーの製品を選びたい場合には、この制約が不便に感じられることがあります。
途中解約すると違約金が発生する場合がある
途中解約すると違約金が発生する場合があることも考慮すべきデメリットです。
リース契約には、契約期間内に解約する場合に高額な違約金が設定されていることが多く、家庭の状況が変わり、蓄電池が不要になった場合や他のシステムに切り替えたい場合でも、違約金の負担が発生するため、契約前に十分な計画と確認が必要です。
蓄電池を購入する
初期費用が高額な蓄電池ですが、その価格は近年下がり傾向にあります。
2015年度にkWh当たり22.1万円だったものが、2022年度にはkWh当たり11.7万円ほどまで推移しています。
では、リースやレンタルではなく蓄電池を購入する場合には、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。
蓄電池を購入するメリット
メーカーやモデルを自由に選べる
自分のライフスタイルや電気の利用状況に応じた、最適な蓄電池メーカーやモデルを自由に選ぶことができます。これにより、効率的なエネルギー管理が可能です。
さらに、導入後のメンテナンスやアップグレードも自身の判断でおこなうことができるため、長期的なコストパフォーマンスを最大化することにつながります。
補助金を利用できる場合がある
蓄電池の購入には、国や地方自治体の補助金を利用できる場合があります。そうすることで、初期費用の負担を軽減することが可能です。
メーカーにもよりますが、補助金の対象機器であれば比較的手頃な価格で導入することが可能となります。
蓄電池を購入するデメリット
初期費用が高い
蓄電池を導入するには、機器本体の価格に加えて設置工事の費用も必要となります。
初期費用の高さは、資金繰りに余裕がない家庭や個人にとって負担となり、導入のハードルが高く感じられる原因となっています。
しかし、蓄電池の導入にはローンを使って購入する方法もあります。初期費用を抑えながら購入したいという方はぜひご検討ください。
☞実際にローンを活用して蓄電池を導入された事例をご紹介
蓄電池は購入するのとリースするのどっちが良い?
蓄電池を購入するかリースするかの選択は、利用期間によって異なります。
10年以上の長期間利用を考えている場合は、購入のする方が総費用が安くなるでしょう。初期費用は高いものの、リース料の積み重ねを考慮すると、コストを抑えられるケースが多いです。
一方、10年や15年など利用したい期間が決まっている場合や、初期費用を抑えたい場合はリースが適しているかもしれません。
ご自身やご家庭の長期的な状況や見通しを考えて、どちらが合っているかを判断しましょう。
蓄電池をリース・レンタルする際の注意点
最後に、蓄電池をリースする際のいくつかの重要なポイントについてご紹介します。
蓄電池の購入はイメージが湧くかと思いますが、リースやレンタルをする場合のさまざまな要件についてもぜひイメージを持ってみてください。
契約期間
上述の通り、蓄電池のリース契約は通常一定の契約期間が設定されています。
契約期間は一般的に10〜15年程度が多く、期間中は蓄電池の利用料を月々支払うことになります。
自分のライフスタイルや将来的な計画に合っているかを踏まえ、検討することが重要です。
料金プラン
料金プランには、固定月額制や使用量に応じた従量課金制など、さまざまなプランがあります。
固定月額制は毎月一定額を支払うため、月々の出費が予測しやすいメリットがありますが、毎月の使用量に大きな変動がある場合は割高になることもあり得ます。
一方、従量課金制は使用量に応じて料金が変動します。使用量が少ない月は安く抑えることができますが、多く使った月には高額になるリスクもあります。
検討する際は、これまでのご自身やご家庭の電気使用状況を分析し、最適なプランを選びましょう。
保証内容
保証内容は契約によって異なりますが、一般的には機器の故障や不具合に対する修理や交換が含まれます。保証の範囲や期間を確認し、万が一のトラブルに備えることが大切です。
また、保証内容が限定的な可能性もあります。その場合は、ご自身で追加の保険を検討する必要もあるかもしれません。しっかりと保証内容を把握し、安心して使用できる環境を整える必要があります。
更新時の条件
リースやレンタルの場合は、契約期間が終了した後の更新条件も確認しておく必要があります。
更新時の料金や条件がどうなるかを事前にしっかり把握しておきましょう。
違約金
リース契約には、途中解約時に違約金が発生する場合があります。契約期間中に引っ越しや状況の変化が予想される場合、違約金が発生する可能性を考慮しておくことが重要です。
違約金の金額は高額になることもあるため、こちらも契約前にしっかりと確認し、納得の上で契約するようにしましょう。
さまざまな導入方法を検討しましょう!
いかがでしたでしょうか?
蓄電池をリース・レンタルするか購入するかは、それぞれのライフスタイルや経済状況に応じて選ぶべきです。
リースは初期費用を抑えつつ、メンテナンスの手間を軽減できるという利点があります。しかし一方で、購入は自分のニーズに合った蓄電池を自由に選べる点や、長期的なコストパフォーマンスという利点があります。
この記事でご紹介した費用やメリット・デメリットの比較を参考に、自分に合った導入方法を選択してくださいね!
購入をご検討されている方へ
当社は、住宅用から産業用までさまざまな太陽光発電設備や蓄電池を取り扱っており、テスラ社の家庭用蓄電池「Powerwall」については認定販売施工店と認められております。
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