【SAVE&EAT】青果仲卸業者 株式会社つま正様(22年3月8日取材)

インタビュー

SAVE&EAT_つま正様_野菜セット

参加者

  • SAVE&EAT_つま正様_柳沢様

    柳沢 様株式会社つま正 野菜アドバイザー

    横浜市神奈川区の青果仲卸業者「株式会社つま正」で、野菜の販売をおこなわれる。
    野菜の特徴を知り尽くした、野菜アドバイザーの柳沢さまにさまざまなお話を伺いました!

  • takahiro@2x-2

    すずきインタビュアー

    「ヨコハマのでんき」を広めるべく日々奮闘しています。食べることと音楽が好き。

こんにちは、すずきです。

突然ですが皆さま、「ドライブスルー」と聞いて何を思い浮かべますでしょうか?

多くの方がハンバーガーチェーン店を思い浮かべると思います。しかし、実は横浜市内に、野菜をドライブスルーで買うことができる八百屋さんがあることをご存じですか?

今回は、神奈川県内のサステナブルに取り組むお店へのインタビュー第7弾!
横浜市神奈川区の青果仲卸業者株式会社つま正」さまにお話を伺いました!

中でも、野菜の特徴を知り尽くした野菜アドバイザーである柳沢さまに、取り扱う野菜へのこだわりや野菜愛あふれるさまざまな取組みについても詳しく教えていただきました。
ぜひご覧ください。

「株式会社つま正」とは?“良いもの”へのこだわり

本日はお忙しい中、インタビューにお時間を割いていただき誠にありがとうございます。

最初に、会社について簡単にご紹介いただけますでしょうか?

当社は今年で創業45年を迎えます。

本社は横浜市中央卸売市場に隣接した場所にあり、ホテルやレストランといった外食事業に向けて、野菜や果物の卸売事業をおこなっています。

外食事業向けとなると、取り扱う商品も幅が広そうですね。

つま正さまで取り扱う商品の仕入れについて、こだわりや特徴があれば教えてください。

社長も含め、社員が実際に産地に出向き、畑や作物の状況について生産者さまと直接コミュニケーションを取り、本当に良いものを仕入れるようにしています。

実際に産地に出向くことで、ものを見分ける眼を養っているので、市場から仕入れる際も良いものを仕入れることができています。

また、生産者さまと直接のやり取りがあるので、市場に流通しない規格外野菜について買い取らせていただくこともございます。

SAVE&EAT_つま正様_野菜サンプル

農家さんとお店の架け橋になって、良いものをお届けしているということですね。

外食事業向けということで、ここ数年のコロナの影響も大きいのではないかと思いますが、コロナ禍で始められた取組みなどあれば教えてください。

そうですね、お店の時短営業や休業要請などがあり、野菜の注文がキャンセルとなるなどの打撃がありました。

 

そこで、「野菜のドライブスルー販売」「いいものいっぱいマルシェ」という取組みを始めました。

今まではホテルやレストランへの仲卸といったBtoBでの事業をおこなってきましたが、野菜の販路拡大のために新しい視点を取り入れ、BtoCへの取組みに力を入れています。

コロナ禍対策に:新たに始めた2つの取組み

その「野菜のドライブスルー販売」や「いいものいっぱいマルシェ」とは、どのような取組みでしょうか?

取組み①「野菜のドライブスルー販売」とは

「野菜のドライブスルー販売」は、蜜を避けて、車で野菜などの食材が受け取れるサービスです。

野菜18種と卵や魚の干物、マグロなどがセットになったものを販売しています。最初は当社とグループ会社で始めたものですが、今では三浦市の三崎恵水産さまのお力添えもあります。

商品受け取りの流れは、まず前日までにHPの注文フォームかお問い合わせをいただき、そして当日お渡しするという流れになります。

SAVE&EAT_つま正様_ドライブスルー

(ドライブスルーの様子)

野菜だけでなく、魚などもセットに入っているんですね!ボリュームもすごそうです。

取組み②「いいものいっぱいマルシェ」とは

「いいものいっぱいマルシェ」は、横浜発の”いいもの”を販売するイベントです。おうち時間に、良い商品を自宅で美味しく食べてもらいたいと思い、始めました。

最初は当社と近隣の蔦金商店さまの2社共同で始めましたが、今では横浜醤油さまをはじめ、多くの県内企業さまに出店していただいています。

こちらは、横浜ベイクオーターで毎月第2土曜日に開催しています。当日会場での販売だけでなく、ウェブ予約の限定品なども用意しています。

 

どちらの取組みも、お客さまに余っている野菜を提供するのではなく、当社で取り扱っている野菜を知っていただくということを目的に掲げておこなっています。

SAVE&EAT_つま正様_いいものいっぱいマルシェ

(いいものいっぱいマルシェの様子)

「野菜のドライブスルー販売」「いいものいっぱいマルシェ」が気になった方は、ぜひ当社HPをご覧ください。ご注文もこちらからどうぞ!

☞https://tumamasa.jp/

“知ってもらう”ために:野菜を楽しんでもらう

「野菜を知っていただく」ということは、通常の野菜以外にも、普段見かけないような野菜を取り扱っているということでしょうか?

そのとおりです!

例えば、普段見かける野菜でも、変わった形のものもたくさん取り扱っています。

また、地方の伝統野菜のように、その地域では消費されているけど一般的には埋もれてしまっている野菜などを紹介し、知ってもらうことで「野菜の価値」をあげようと考えています。

これらの取組みをおこなったことによる、お客さまの反応はいかがでしょうか?

始まった当初は緊急事態宣言の最中にもかかわらず、とてもありがたいことに多くのお客さまにご利用いただきました。

コロナ禍で多くの飲食関係企業が難しい状況にある中、野菜を買っていただくことが生産者さまの支援になることもお伝えしていたので、共感を生むことができたのではないかと考えています。

新しいプロジェクトも!「野菜出汁(ベジブロス)」とは?

近隣企業さまとともに盛り上げている姿勢、大変素晴らしいと思います。

ところで、これだけ多くの野菜を取り扱っているといろんな可能性が考えられますが、例えば自社開発商品などはございますか?

動き出したばかりのプロジェクトでは、「野菜出汁(ベジブロス)」を作っています。商品名は「八百屋さんのベジブロス 飲む野菜ファースト」と言います。

 

これは、8種類の野菜から作った野菜出汁ですが、ドリンクとして飲むことも可能です。材料には、規格外野菜や当社の野菜カット工場から出た、本来捨ててしまう部分(茎、葉、根など)を使用しています。

廃棄部分にはたくさんの栄養分が含まれているのに、捨ててしまうものがもったいないというところから始まっています。

 

また、お水にもこだわり、南足柄の「金太郎の力水」を使用しています。栄養成分はもちろん、味もすごく美味しくできています!

ヘルシーでアレルギー対策にもなるので、万人に安心して飲んでいただけると思います。

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SAVE&EAT_つま正様_ベジブロス

(新商品「八百屋さんのベジブロス 飲む野菜ファースト」)

私も野菜不足なので、手軽に8種類もの野菜が取れるというのはとてもいいですね!

会社で取り組んでいるSDGsへ向けた取組み

お話いただいた「野菜のドライブスルー販売」や「いいものいっぱいマルシェ」、「ベジブロス」など、どれもSDGsやサステナブルに繋がる取組みかと思いますが、その他に取り組まれていることやプロジェクトがあれば教えてください。

他には、SDGs目標12の「つくる責任・つかう責任」というところを意識し、LINEなどで当社の野菜を使用したレシピの発信をおこなっています。

あまり知られていない野菜も販売しているということもあり、どう調理したら美味しく食べられるのかを記載しています。

これを続けていくことで、生産された野菜をご家庭などでも残さず消費でき、結果的に永続的な農業支援や持続可能な社会につながると考えています。

つま正さまは横浜市のY-SDGsにも登録されており、SDGsへの取組みにかなり積極的な印象ですが、SDGsやサステナブルな取組みを意識されたり、始められたきっかけを教えてください。

私自身入社して3年目ですが、入社した頃にはSDGsやサステナブルといったところに会社の目は既に向いていました。

 

きっかけとしては、当社の社長が自ら全国の産地に出向くのですが、その際にありえないほどのフードロスを目の当たりにしたという経緯があります。

そこから、仲卸の会社としてできることは何かを社内で意見交換し、ドライブスルー販売やいいものいっぱいマルシェが生まれました。

なので、社内でもSDGsといった単語は毎日飛び交っています(笑)

SAVE&EAT_つま正様_インタビューの様子

社員全員がSDGsを常に意識して行動されているのですね。

その他、これからSDGsやサステナブルに関連して取り組みたいことがあれば教えてください。

まずは、今やっていることを継続することが、結果的に持続可能な社会につながると考えています。

また、先ほどお話したベジブロスについては、出汁を取っても野菜くず自体は結局残ってしまうので、今後は堆肥化させて再度土に還元することができないかを考えています。

その他にも、生産元の魅力を伝えるために産地を周るツアーや、仲卸の会社としてSDGsへの取組みの発信などをおこない、持続可能な農作物の生産に貢献していきたいと思います。

さらに先へ!2050年カーボンニュートラル実現に向けて

2030年のSDGsの先に、2050年カーボンニュートラル(脱炭素)という目標がありますが、それに向けた考えや取組みはございますか?

パッケージの素材の配慮については検討を重ねて参りましたが、まだまだ難題が山積しており簡単には超えられそうにはありません。

 

そこで、できる範囲から検討しています。

例えば、容器の規格を一食分の容量にせず、一度限りの使い捨て規格から大きな容器でお届けすることで廃棄量を減らす取組みなどを考え、少しながらでもできることから取り組んでおります。

こういった取組みは大企業だけではなく、私達もできることからやっていかなくてはいけないと考えています。

SAVE&EAT_つま正様

(取り扱う野菜をご紹介いただいている様子)

あとがき

お忙しい中、お時間をいただき本当にありがとうございました!

仲卸の会社として、自分たちにできることを社内全体で考えて実行していくという姿勢がしっかり根付いていると感じました。

私達が、しっかりと野菜や食品を消費することが生産者を応援し、サステナブル・持続可能な社会に繋がるということを再認識しました。簡単なことかもしれませんが、日常生活で取り組めることを積み重ねていくことが大切ですね。

皆さまもぜひ、「野菜のドライブスルー販売」や「いいものいっぱいマルシェ」で美味しいお野菜味わってみませんか?

SAVE&EAT_つま正様_外観

株式会社つま正

住所:神奈川県横浜市神奈川区栄町88-1
HP: https://tumamasa.co.jp/

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太陽光発電の設計・施工で20年以上の実績。最近では再エネ率の高い電気と蓄電池を併せた提案も好評です。環境にいいこと・持続可能な地球・100年後の子供たちのために様々なソリューションで再エネ普及をしています。

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