わかりやすく解説!太陽光発電で失敗しないために:屋根と工法の関係を知ろう

【太陽光発電で失敗しないために】太陽光パネルを設置できる屋根とは?

みなさん、こんにちは。
今回は、太陽光パネルの設置についてご紹介いたします。

今では、太陽光パネルメーカーも国内メーカー、国外メーカー問わずさまざまなメーカーが存在しています。
もちろんメーカーごとにパネルのサイズや見た目、一枚当たりの出力、金額など個性がありますので、メーカーの選定も大切なポイントです。

しかし、たとえ良いパネルが見つかったとしても、そもそも自分の家の屋根は設置ができるのか、疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。

今回はそんな方々に向けて、屋根形状や屋根材から太陽光パネル設置の向き不向きや、どんな設置の仕方があるのかをご紹介させていただきます。

それでは、まずは屋根形状を見てみましょう。

住宅では、下図のような切妻屋根、寄棟屋根、片流れ屋根、陸屋根を目にすることが多いかと思います。

(左から:切妻屋根、寄棟屋根、陸屋根、片流れ屋根)

これらが主な屋根形状種類となります。
屋根形状だけ考慮すれば、これらの形状はどれも太陽光パネルの設置が可能です。
(屋根の向きや年数で検討が必要な場合もあります。)

続いて、屋根材を見ていきましょう。

屋根材は、「瓦屋根」、「スレート屋根」、「金属屋根(縦葺、横葺)」という屋根材タイプが住宅では多く目にします。

これらの屋根材に対しても太陽光パネルの設置は可能ですが、屋根材により工事の方法は異なってきますので、次の屋根材別工法のご紹介でお話させていただきます。

【太陽光発電で失敗しないために】知っておきたい屋根材別の工法を解説

今回は、「瓦屋根」と「スレート屋根」、「陸屋根」への太陽光設置方法をご紹介させていただきます。

「瓦屋根」の場合

まずは「瓦屋根」です。屋根材の中では設置に手間がかかる屋根材となります。
瓦屋根に太陽光パネルを設置する場合は、一度瓦をめくり、下地の補強を行う必要があります。

下地に金具を打ち込み瓦をかぶせ、金具の先が出た部分にラックを流していき、そこに太陽光パネルを設置します。
スレート屋根というタイプと比べると工事の手間が多いのが瓦屋根となります。

「スレート屋根」の場合

続いて「スレート屋根」になります。
スレート屋根は、瓦屋根と違い屋根材をめくる必要はありません。

屋根に対し直接ビスを打ち込み、そこに金具を設置してラックを流し、太陽光パネルを設置していきます。

「陸屋根」の場合

最後に「陸屋根」です。
陸屋根は傾斜屋根とは違い屋根が水平なため、屋根上を傾斜屋根に比べ容易に歩行できるので、工事の安全性は高いです。

陸屋根にパネルを設置する際は、一般的には基礎の土台を作成し、その上に架台の設置、その架台に対して太陽光パネルを設置という手順で行っていきます。

一般的にはこのような設置方法となりますが、当社では基礎を作らずに架台を直接屋根面に接着させて設置をさせる架台「アンカーレス架台」での設置もご紹介できます。

【太陽光発電で失敗しないために】設置がむずかしい屋根の条件とは?

ここまで屋根形状、屋根材から太陽光パネルを設置できる屋根をご紹介させていただきましたが、条件によっては設置が難しい屋根もあります。

まずは、屋根面が北面を向いている屋根です。

太陽光は東から登り南を通って西へと沈みます。
当然、北面へ設置すると南面へ設置をした時よりも太陽光が当たりにくく、結果として発電量が下がってしまいます。
真南に設置したときの発電量を100%とすると、真北に設置をした場合は60%程度の発電量になってしまいます。

だいぶ大きな差ですね。。。

また、北面に設置することで、太陽光パネルの反射光が近隣のご自宅に差し込みトラブルになる可能性も考えられます。
そのため、北面設置をどうしても検討する場合は、ご自宅の環境だけでなく近隣への影響も考え、設置業者とよく相談をして検討をしていきましょう。

屋根面の向きに加えて、10年以上経っている屋根も注意です。

10年以上経った屋根で劣化が見られると、金具が効かないこともあります。
太陽光パネルは、10年、25年と経つと劣化はありますが、発電し続けることがほとんどです。

ただし、太陽光発電設備のひとつであるパワーコンディショナの寿命の目安は約10年~20年です。
白物家電と同じで、ものによって寿命はさまざまです。

一度パネルを設置し、屋根の葺き替えをしようとすると、パネルの取り外しと保管をする必要があり、葺き替え工事以外の費用がかかってしまいます。

屋根の年数が経っていて劣化が激しい場合は、屋根の葺き替えを行ってからパネルを設置をすると無駄な費用もなく太陽光パネルの設置ができますので、タイミングはよく検討しましょう。

まとめ

基本的には太陽光パネルは、どの屋根形状、屋根材に対しても設置は可能ですが、屋根の方位により設置ができるかできないかが決まる場合がほとんどです。屋根がどの方角を向いているか、またどの程度屋根材が劣化しているかで設置が向かない場合もあります。設置検討の際は、施工業者としっかり相談をした上で、設置を行いましょう。

太陽光パネルの設置ができるとわかれば、あとは工事を行うだけです。

太陽光パネルの設置は地球環境への貢献、自宅の電気代削減、災害対策とメリットは沢山あります。
年々、電気代が高騰している中、最近はコロナ禍で家にいる時間が長くなり、電気代は少なからず上がっている方が多いと思います。

自分の家の屋根で作られた電気を有効活用し、地球にも自分自身にも優しい生活を目指していきましょう。

また、太陽光に加えて蓄電池も自宅にあると、より電気代削減と環境貢献、災害に強い家づくりが叶います!ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください!

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