蓄電池の設置工事にかかる時間や内容は?手順ごとに詳しくご紹介【テスラPowerwallの場合】

テスラ

N様_テスラPowerwall

こんにちは、松川です。

さて今回は、蓄電池の設置工事手順について、テスラ社の家庭用蓄電池「Powerwall」を例に使用工具や施工方法も含め簡単にわかりやすく説明します。

実際にどれくらいの時間がかかるのか、どのような施工をおこなうのかなど、導入を検討中の方には気になる部分かと思いますので、ぜひ一度ご覧ください。

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  • テスラパワーウォールの購入を検討中の方
  • 特徴や具体的な利用イメージを知りたい方

蓄電池の設置工事ってどうやるの?

蓄電池の設置工事ってどんな内容?

蓄電池は、太陽光発電設備と組み合わせることが一般的です。そのため、太陽光発電設備で発電した電気を蓄電池側に蓄えることができるような仕組みにします。

具体的には、蓄電池ユニット(機器)の設置や配線、システム設定をおこないます。これにより、発電した電気を家庭で効率よく使用できるようになります。

蓄電池の設置にかかる時間は?

設置工事にかかる時間は、設置場所や既存の設備があるかどうかなどによっても異なりますが、一般的には1日~2日程度で完了します。

事前の調査や準備がしっかりおこなわれることで、当日の工事はスムーズに進みます。例えば、設置場所や配線ルートなどに植栽・物置などがある場合は、移設や撤去工事の調整も必要となります。必ず、事前調査や打ち合わせの段階で綿密な相談をおこないましょう。

・蓄電池の運び方

蓄電池はサイズや重量があるため、運搬には注意が必要です。通常、専門業者が専用の機材を使用して運搬し、設置場所まで安全に運びます。そのため、設置場所の確保と運搬経路の確認が重要となります。

例えば、今回事例として取り扱っているテスラPowerwallはスタイリッシュな薄型ではありますが、重量は本体だけで114kgもあります。運搬の際には、ベルトなどを利用し二人がかりで作業します。

設置工事までに決めておくべきこと

実際に工事をおこなう日までには、蓄電池の設置場所や配線経路、設置後の運用方法についても決めておくことが必要です。また、電力会社との契約内容や、システムの詳細についても事前に確認しておきましょう。

蓄電池設置工事の流れと内容

設置工事前

実際に工事が始まる前日までに、工事担当者からご挨拶と当日の作業について事前説明があります。ここで、工事の流れや注意点、施工方法について詳しく説明をおこないます。また、不明点や疑問があれば、この段階で質問しておきましょう。

そして、当日の工事開始前には機器の設置位置や施工内容に関する最終確認をおこないます。チェックシートを用いて、お客さまの承諾いただいた上で工事の実施に入ります。

屋内作業スペースや屋外の荷下ろし場所、搬入経路などには建物を傷つけないようにブルーシートで養生した上で作業を開始します。

テスラ工事_ブルーシート

設置工事中

まずは、蓄電池を設置する場所に架台を設置します。架台には「壁固定架台」と「自立架台」の大きく分けて2種類があります。

「壁固定架台」は壁面にビスを打ち、壁面と架台で蓄電池を支えます。壁面へは5か所にビスを打ち込み、架台と壁面接地部分にはコーキングを施します。一方で、「自立架台」は壁面にビス打ち込みをせずに設置が可能です。壁固定架台に比べると耐荷重は低いですが、保証の関係で建物への干渉がNGの場合には自立架台がおすすめです。

いずれかの方法で架台を設置した後、蓄電池ユニット(機器本体)を設置場所に固定します。ここでは、電動ドリルや固定具を使用してしっかりと固定していきます。

テスラ工事_架台

(左:壁固定架台、右:自立架台の施工例)

次に、配線作業では蓄電池と太陽光発電設備、インバーター、電力計との配線をおこないます。ワイヤーストリッパーやクランプメーターなどという配線用の工具を使用し、確実な接続を実施します。

特に、壁を開口する工事の際は慎重に進めていきます。まず、開口部に配管を入れ、防水性を高めます。開口部の配管は屋内側を高く、屋外側を低くと傾斜を付けることで、万が一水が入ってきたときにも屋内側への侵入を防ぎます。

また、屋内側開口部には発泡ウレタンを利用し、開口による建物の断熱効率を下げないようにします。屋外側開口部にはパテを利用し、隙間をなくすことで屋外からの虫の侵入などをしっかり防ぎます。

仕様する部材に関しても、長く機器を使うことができるように、さまざまな点に考慮した部材を選定し利用します。

テスラ工事_配線

(左:配管、右:パテ埋めの施工例)

設置工事後(引き渡し)

配線が完了したら、システムの設定をおこないます。これには、ソフトウェアの設定やネットワーク接続が含まれます。システム全体のテストを実施し、正常に動作していることを確認します。

動作確認には、疑似停電を起こし、蓄電池から建物内に電力が供給されるかを確認します。停電検知後、およそ5~10秒経過すると放電を開始しますので、さほど時間は要しません。テスラの専用アプリで動作状況を確認し、運用モードの設定などもおこなっていきます。

蓄電池の設置工事で注意すべきこと

設置場所と設置方法は、工事前にしっかり検討しておくことが重要です。設置場所は、日射量や防犯対策を考慮した上で最適な場所を選ばなければなりません。施工会社との打ち合わせ時にきちんと話し合いましょう。

また、蓄電システムはネットワーク接続が必要となるため、工事前に家庭のネット環境を確認し、必要な設定や準備をおこなっておくことをおすすめします。そうすることで、当日の作業がスムーズに進行できます。

Powerwallを設置する場合は、事前にテスラの専用アプリをダウンロードしておくといいでしょう。

蓄電池の設置にはしっかりと事前相談を!

以上が、テスラPowerwallの場合の蓄電池設置工事の手順とポイントです。

いかがでしたでしょうか?導入を検討されている方にとって、設置工事のイメージが少しでも湧きやすくなったなら何よりです。

今回は、あくまで一般的な一例となります。もちろん、住宅によってさまざまな条件や課題点があるかと思いますので、多くのノウハウを持つ当社にまずは一度ご相談ください。

テスラPowerwall_YouTube用

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