テスラPowerwall(パワーウォール)を10台設置してみたら?
おさらい:テスラ Powerwall(パワーウォール)とは?
皆さま、テスラPowerwall(パワーウォール)をご存じでしょうか?
テスラ Powerwallとは、電気自動車世界最大手のTesla社が販売している家庭用蓄電池です。
太陽光発電で作った電気をためておき、発電しない時間帯に建物へ電気を供給することで電気代の節約をしたり、災害が起きた時のバックアップ電源として活用することができます。
家庭用蓄電池としての性能については、電気をためておける容量が大きく、出力も高いため、建物で使用する電気の大半をこのパワーウォールに頼ることができます。機能性・デザイン・コスト、どれを取っても優れており、今後の日本の蓄電池市場を支える製品と言えるでしょう。
また、専用のスマートフォンアプリで、太陽光での発電量や蓄電池への蓄電量・放電量などの状況をいつでも見ることができ、スマートデバイスとしての役割を担っています。
ソフトウェアの更新により、あとからさまざまな新機能も追加されていきます。
日本で販売が始まってから追加された機能例
Storm Watch(ストームウォッチ)機能:
台風などが近づく可能性が高まるとテスラアプリに通知し、自動的に蓄電キープ率を100%に引き上げ、万が一の停電に備え、電気を蓄えます。
機能の設定は、専用のテスラアプリで簡単にON/OFFを切り替えることができます。
☞実際にStorm Watch機能が起動した時の詳細はコチラ!
『【電気使用量大公開!】太陽光発電+テスラ蓄電池のある生活14ヶ月まとめ』
テスラPowerwallを10台設置してみたい!複数台の設置方法とは?
テスラPowerwallは、制御操作盤(GATEWAY)1台につき、蓄電池本体を10台まで設置することができます。
また、制御操作盤(GATEWAY)は、分電盤の主幹容量80Aまでをバックアップ電源として管理することができます。
デザイン性が高く、機器の厚みはわずか15㎝弱なので、小スペースでも設置が可能です。
しかも、3台までは前後方向に重ねて設置することができるので、もし複数台の設置を希望される場合でも、最小限のスペースで設置対応が可能です。
ちなみに、3台縦置きと横並びは、それぞれ以下のような感じになります。
10台設置の場合
仮に10台のテスラPowerwallを設置した場合、135kWhの蓄電容量となります。
2階建て戸建ての一般住宅であれば、1週間くらいは、電気を買わずに生活することができそうです。
まずは一般的な設置場所についてですが、住宅の場合は正面や側面への設置になります。
見た目がスッキリしているので、目立つ位置に置いても見栄えしていいですよね。
仮に10台を横並びで設置する場合、あくまでイメージですが以下のような感じになります。
10台ともなると小さな工場などにあってもおかしくない規模ですが、住宅でも縦に3台×3列+1台のような形で設置できるスペースがあれば可能です。
しかし、まるで白い巨人。銀河系軍団レアルマドリードのようです(笑)
当社ではまだ、こんな設置の仕方は経験していませんが、アメリカやハワイなどの学校などでは、太陽光の電気を最大限活用したり、災害時に避難所として使える施設として活用するため、10台設置も実績としてあるようです。
今回は、わかりやすく横並びにしてみました。
これだけ並ぶと壮観ですね。
次に機能性はどうなのかを、簡単に解説していきたいと思います。
太陽光発電+テスラPowerwallがある生活のシミュレーション
これは、太陽光発電システムDC出力7.1kW、AC出力5.5kWの場合の発電シミュレーションです。
・年間推定発電量:8,839kWh
・各月の発電量:多い月で約900kWh/少ない月で約600kWh
1日あたりの発電量と建物の消費電力量にもよりますが、ほぼ電気を買わない生活ができそうな気がしませんか?
この太陽光発電システムは、ソーラーパネルを20枚搭載しており、面積にして35㎡くらいです。
より多くのソーラーパネルを搭載できれば、電力会社からの供給を0にするオフグリッドのようなものもできるかもしれないですね。
135kWhため込める「ハコ」があれば、万が一停電が起きても1週間くらいは電気を使うことができると思います。また、太陽光発電があれば、さらに長い期間電源をバックアップしてくれるでしょう。
とはいえ、発電した電気をしっかりとためて、災害が起きた時にある程度の期間バックアップができればいいというのであれば、実際には、やはり1台か2台の設置で十分かもしれません。
テスラPowerwallは、各家庭の電気使用量や発電設備の内容によって、設置台数を決めることができ、後から増設することも可能です。
テスラPowerwall(パワーウォール)のスペックと価格
テスラPowerwall:スペックの詳細
蓄電池容量:13.5kWh
最高出力:5kW(ピークに備え7kW/10秒間出力可能)
動作温度:-20~50℃
サイズ:高さ1150×幅753×高さ147㎜
重さ:114㎏
→パワーコンディショナ内臓
→太陽光発電システム並列接続
2020年の総務省の家計調査では、1~3月の冬の時期、全国総世帯を対象にした平均的な電気代は10,669円でした。1日あたりの電気使用量でいうと12kWhくらいです。
テスラPowerwallの蓄電池容量は13.5kWhなので、平均電気使用量の1日分以上の電気をため込むことができるということです。
また、太陽光発電設備と組み合わせれば、電気を自給自足する生活ができると言っても過言ではありません。
テスラPowerwall:価格について
機器の構成としては、蓄電池本体(テスラPowerwall)と制御操作盤(GATEWAY)の2つの機器から成り立っています。
製品本体価格は、この2つを合わせて1,100,000円(税抜)です。
別途工事費や重量物の輸送費などはかかるとしても、13.5kWhの家庭用蓄電池が上記の価格は、他社と比較しても安い価格です。
さらに、アプリで設定できる運転モードも複数あるので、それぞれのニーズに合わせた使い方ができる点も大きなメリットと考えられます。
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いかがでしたでしょうか?
複数台の設置をする際は、消防への確認が必須ですが、きちんと許可を得れば、設置可能です。
10台設置をしてみたいという方や、まずは1台検討したいという方は、ぜひテスラの認定施工会社である当社へお問い合わせください。
☞「自宅を避難所にしたい」テスラPowerwallお客様の声