ベトナム人社員に聞く！ベトナムと日本の文化の違い
皆さん、こんにちは。
急速に春が近づいてきましたね！暖かくなると気分も上がります。
さて今回は、コロナ禍で海外に行くのはまだまだ難しそうな今、少しでも気分転換になるように当社のベトナム人社員にいろいろと教えてもらいました。
仕事や生活で感じたベトナムと日本の文化の違いや、ベトナムを感じられるオススメ食材などなど！
読んだ後、だれかにちょっと話せる豆知識としてぜひご覧ください。
基礎知識！ベトナムってどんな国？
正式な国名は「ベトナム社会主義共和国（Socialist Republic of Viet Nam）」。中国やラオス、カンボジアと近接した位置にある国で、首都はハノイです。
・人口：約9,762万人（2020年）
総務省統計局によると、日本は約1億2,555万9千人（2020年）なので、日本の約7~8割ほどです。
・民族：キン族（越人）約86％
驚くことに、残りの14％の中には53の少数民族が含まれています。多民族国家ですね。
・言語：ベトナム語
ただ、ベトナムは日本のように縦に細長い国なので、地域によって“訛り”があるようです。
（参考：外務省「基礎データ」）
日本とベトナムの国交は、1973年に外交関係を樹立して2018年で45周年を迎えました。そんなベトナムは、日本の貿易相手国（輸出入総額／年ベース）として、2020年は第7位とトップ10に入ります。
また、法務省出入国在留管理庁によると、2020年末時点の日本にいる留外国人数の中で、在留ベトナム人数は44万8,053人。過去最高を記録し、第2位となりました。
経済的にも文化的にも、日本と親交が深いベトナム。
では、日本に来たベトナムの人はどこに文化の違いを感じるのか？早速見ていきましょう！
ベトナムと日本の文化の違い：生活や仕事に関する違い
交通ルールの遵守と交通の便の良さ
「私が日本に到着した時に、最初に驚いたのは交通でした。誰もが交通法に非常に従順であり、渋滞があったとしても、ルールを守っています」
ベトナムと日本の交通を比べると、日本は電車がきちんと普及していると感じるそうです。しかも、基本的に1分も遅刻することなく時刻表通りに動いていることにも驚かれていました。
ベトナムでは、電車はあまり普及していないので、車やバイク、自転車などで打ち合わせ場所に向かう人がほとんどだそうです。さらに、ベトナムの道は狭く、舗装されていない悪路が多いため、渋滞も頻繁に起きてしまうとのことでした。
時間に対する考え方
「日本人は5分前行動、10分前行動などの時間に対するマナーをしつかりやっています。ベトナム人は、時間については日本人よりルーズだと思います」
例えば、10時に待ち合わせの場合、日本人は5分前や10分前には待ち合わせ場所に着くという人が多いと思います。しかし、同じように10時に待ち合わせをした場合、ベトナムの人は10時ピッタリか、10時過ぎに待ち合わせ場所に着く場合が多いそうです。
「日本人は相手を尊重して、相手の時間をムダにしたくないから早めに来るのだと思います。ベトナム人も、相手を尊重していないわけはないですが…なぜでしょうね」
列をつくり、並ぶこと
「ほかにも驚いたのは、列に並ぶことです。ベトナムでも最近、いくつかの改善をしたにも関わらず、私の国ではまだできない人が多いです」
これは度々、世界的にも良い意味でニュースになりますね。
例えば、電車やバス停の乗降口などでも、日本人は自然と列をつくり並び始めます。それだけでなく、明確に並ぶよう指示がない時でも、自然と並んで“順番”を守る文化的習慣は、日本の誇れるところと言えます。
ベトナムと日本の文化の違い：食の趣向に関する違い
ベトナム人が大好きな「パクチー」の魅力
ベトナムと言えば「パクチー」というイメージを持っている方も多いと思います。一度は食べたことがありますでしょうか？
「パクチーは、ベトナムでおなじみの野菜です。ほとんどのベトナム料理にはパクチーが入っています。フォーにも、ブンチャにも、バインミーにもパクチーが入っています」
そのため、パクチーが好きなベトナムの人は、パクチーのない料理は何か物足りなさを感じる時があるそうです。
しかし、日本ではパクチーは苦手という人が多い気がします。特に理由として挙がることが多いのは、パクチーの独特な香りが苦手という声です。中には、カメムシを連想するという人もいますね。
そこで今回は、ベトナムではおなじみのパクチーの魅力を紹介していただきました。
ココがすごいぞ！パクチー
・パクチーには、実はデトックス効果が！
「硫黄化合物」という有機化合物が多く含まれており、これが体内の水銀や鉛などの毒素を絡めとって身体から追い出してくれます。
・たくさんの抗酸化作用で若返りも！
パクチーを食すことで、βカロテンやビタミンC、ビタミンEなどを摂取することができます。これらは、生活習慣病や美肌効果、免疫機能アップなどのさまざまな嬉しい効果が期待できます。
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いかがでしたでしょうか？
パクチー、驚きの効果がたくさんありましたね。まだ食べたことがない方は、機会があればぜひ一度食べてみてください。ベトナムを感じてみましょう！
苦手という方は、「ドライパクチー」でもう一度チャレンジしてみてはいかがでしょう？乾燥させたドライパクチーだと、独特の香りは半減するそうです。
早く、気兼ねなく海外旅行ができるようになってほしいですね。私も楽しみにしています！
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