V2Hの令和4年度補助金について要点解説【2023年最新!】

太陽光発電

2023/3/31:補助金情報を一部更新しました。

V2Hとは?市場の変化と人気機種

皆さま、V2H(Vehicle to Home)という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

段々と認知度は上がってきているのではないかと思います。
とはいえ、まだまだ聞きなれてない方も多いと思いますので、まずは簡単にご紹介します。

「V2H」とは?家庭用蓄電池との違いを知っておこう

簡単に言うと、V2Hは電気自動車を蓄電池の代わりにするための設備です。

V2H本体は、あくまでも車で蓄電した電気を自宅に流すための設備となります。家庭用蓄電池とは機能が大きく違いますので、お気をつけください!

家庭用蓄電池と異なる点は大きく分けて4点です。

①充電可能容量
②機種の選択の幅
③停電時の動き
④価格

特に、停電時の動きに関しては注意が必要です。
家庭用蓄電池は停電を検知すると自動でバックアップし、ご自宅に電気を供給する機能が付いています。それに対しV2Hは、ご自宅に電気自動車(EV)自体がないと家の中に電気を供給することができません。

家庭用蓄電池とV2Hの違いについての詳しい解説はこちら☞

V2Hの市場はニチコン「EVパワーステーション」が強い?

上記で挙げたように、家庭用蓄電池とV2Hの違いの1つには“機種の選択の幅”があります。家庭用蓄電池は種類が豊富にある一方で、V2Hはニチコン製の「EVパワーステーション」を選択することがほとんどです。

ニチコンでは、これまで「プレミアムモデル」が一番機能性の高いモデルでした。しかし、機能性がさらに上回る「プレミアムPlus」が販売開始されました。

これまでのモデルでは停電時に配線作業が必要となっており、少しだけ手間がかかっていました。
ですが「プレミアムPlus」では、停電時にボタン1つの操作で車からの電気の供給が可能となりました。その分価格も高くはなりましたが、非常に利便性が良くなったといえますね!

また、家庭用蓄電池とV2Hを併用できる「トライブリッド型」と呼ばれるシステムもニチコンから出ております。家庭用蓄電池・V2Hともにメリットは高い製品なので、合わせて導入するというスタイルも、今後は増えていくかもしれません!

詳しくはニチコン「トライブリッド型」サイトへ☞

V2Hの価格は?最新令和4年度(2023年)補助金情報

補助金は?

購入の時に特に気になるのが、費用面です。
V2H本体の金額は、昨年と変わらず定価で約80万円、それに工事費がプラスされます。
(電気自動車をお持ちでない方は、電気自動車の購入も必要となります。)

決して安いお買い物ではありません…そこで気になるのが、今年度の補助金です!

V2H「ダイナミックプライシングの電動車充電シフト(DP)補助金」

V2Hの設置に関しては、経済産業省による「ダイナミックプライシングの電動車充電シフト(DP)補助金」が有力です。
これは、電力会社がEV所有者向けに提供するDP電力料金に加入して指定時刻充放電をおこなうことを条件に、V2HシステムやトライブリッドV2Hスタンドなどに補助金が支給される制度です。

補助事業名:
「令和4年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」の「充放電設備導入事業」
申請受付状況:2022/7/1から申し込み受付中
補助対象者:対象設備を購入する個人、法人、地方公共団体等
交付される項目と補助額(上限):
補助額

設備費75万円(補助率1/2)、工事費 40万円(個人)、そして協力金6万円で、最大で合計121万円の補助金額を受けることが可能となります!非常に魅力的ですね。

要件の1つには、「DP提供事業者のうちいずれか1者を決めた上で申請代行を実施すること」とありますので、活用を検討される際は交付決定されたDP提供事業者もご確認くださいね。

また、補助交付をしている自治体もありますので、お気軽にお問い合わせください!
※予算消化状況などの詳細については、必ず各自治体にご確認いただきますようお願いします。

ニチコンホームページ内の「蓄電池・V2Hの補助金検索サイト」はこちら☞

V2Hに「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」New!

こちらも経済産業省から出ている補助事業で、EVなどのクリーンエネルギー自動車や関連する設備の導入促進を目的として、導入費用に対して一定額の補助金を交付する制度です。

補助事業名:「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金(令和4年度補正予算)」
申請受付状況:2023/3/31より申請受付開始中 New!
補助対象者:対象車/対象設備を購入する個人、法人、地方公共団体等
交付対象設備と補助額(上限):
CEV補助金 交付対象設備と補助額

機種にもよりますが、V2Hだけでも設備費75万円(補助率1/2)、工事費 40万円(個人)で最大で合計115万円の補助金を受けることが可能です!

また、こちらは電気自動車の導入にも補助金が出されるので、これからEV・V2Hの両方をあわせて導入することを検討中という方には、こちらの補助事業がおすすめかもしれませんね。

このように、各種補助金情報もチェックして、導入検討をおこなうことがベストです!

全ての電気自動車がV2Hの対応車種ではない?

電気自動車

ここまで、補助金なども含めてご説明したV2Hですが、すべての電気自動車がV2Hに対応しているわけではありません。機種によって対応車種が限られていますので、購入を検討されている方は事前に調べてみてくださいね。

ニチコンのV2Hシステム対応車種はこちら☞

また、先ほどご紹介した通りV2Hだけでなく、電気自動車の購入にも補助金が出ますので、こちらも要チェックです。給電機能のある電気自動車を選ぶと、電気自動車に対する補助額が最大の85万円もらうことができます。あわせて導入することでお得に購入することができそうです。

<給電機能のある電気自動車(一部抜粋)>
日産リーフe+G
定価:4,369,000円
補助額:850,000円
蓄電容量:60kwh

日産アリア B6
定価:4.900,000円
補助額:850,000円
蓄電容量:66kwh

トヨタbZ4X
定価:5,454,545円
補助額:850,000円
蓄電容量:71.4kwh

「最新のEV(電気自動車)一覧」はこちら☞
※この中には、V2Hに対応していない車種もありますのでご注意ください。

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いかがでしたでしょうか?

V2Hだけでなく電気自動車の導入も検討される際は、購入金額・補助金額はもちろん大切ですが、車種ごとに蓄電容量も大きく異なりますので、しっかり比較して検討することが重要です。

電気自動車の蓄電容量により、充電時間や走行距離も変わってきますので、機能と金額をよく調査してご自宅に最適な組み合わせを考えましょう!

昨今の電気代高騰や電力のひっ迫、そして停電対策としても、今回ご紹介した“電気自動車+V2H”のシステム導入は注目を集めています。

家庭蓄電池はもちろん、V2Hも含めて、ご検討したい方はぜひお気軽にご相談ください!

☞刻々と増える電気代はどうなる?

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