【6月21日は太陽光発電の日!】誕生秘話と意外と知らない太陽光のヒミツ
皆さまこんにちは!
まだ6月も入ったばかりですが、晴れの日は気温が30度近くになったりと、もう夏のような天気の日が増えてきましたね。
さて、来たる2週間後の6月21日は、「太陽光発電の日」です。ご存じでしたか?
ではなぜ、6月21日に制定されたのか?今回は制定にまつわるお話をご紹介します。
また、「太陽光発電の日」にちなんで、意外と知られていないけれど結構重要な”太陽と太陽光発電の関係”についても、クイズ形式でご紹介します!
6月21日といえば?選ばれた理由は太陽光発電ならでは!
6月21日といえば、「夏至(げし)」の初日です。
この日を太陽光発電の日に制定した理由には「夏至」が大きく関係しています。
夏至とは、季節の指標である「二十四節気」の10番目の節気で、「夏に至る」と書くように、この頃から季節は夏の盛りに向かっていきます。
期間は、毎年6月21日〜7月7日頃の16日間(年によっては6月22日からの16日間)です。
この一定期間を夏至といいますが、カレンダーでは初日のみを夏至と表記する場合が多いですね。
さて、この「夏至」がどんな日かというと、北半球において1年のうちで昼の時間が最も長くなる日です。そのため、「太陽の力が最も強まる日」とされています。
ここで思い出してほしいのが、太陽光発電の仕組み。
太陽光発電は、文字通り「太陽光」を原動力として発電します。つまり、その原動力となる太陽が出ている時間が一番長くなる日ということで、「夏至」を「太陽光発電の日」と制定されました。
そんな「夏至」のちょっと残念なところ
しかしながら、実はこの夏至の日…日本では丸一日晴れになることは近年ほぼありませんでした。
東京で夏至の日に丸一日晴れた場合、日照時間は約12~13時間ほどとなるのですが、2011年の12.4時間以外は、ここ約10年はなんと平均1.47時間しか晴れていません。
☞詳しくは気象庁「過去の気象データ」へ
理由は、皆さま薄々感づいているかと思いますが、「梅雨」シーズンに重なるからです。
日本の気候上、どうしてもこの時期は梅雨に入ってしまっているため、なかなか夏至の日にきれいに晴れることはないようです。
今年はどうでしょうか?2週間後を楽しみにしていましょう!
【太陽光発電豆知識】太陽光発電に向いている地域はどこ?
先ほどまでの内容を踏まえると、日照時間が長い地域は太陽光発電に向いていると考えられますね。
では、日本全国で日照時間が長い都道府県TOP3はどこでしょう?
ちなみに、4位は群馬県(2190.9時間)、5位は和歌山県(2177.6時間)です。
なんとなくエリアは絞られてきましたね。
日照時間が長い都道府県TOP3は、以下の各県です!
1位:山梨県(2216.1時間)
2位:愛知県(2208.7時間)
3位:岐阜県(2195.9時間
予想と合っていましたか?
該当地域にお住まいの方は、せっかくなので太陽光発電の導入を検討してもいいかも…?
ちなみに、太陽光発電にはより強い日射があたる九州や、もっといえば沖縄とかの方がいいのでは?と思う方もいるかと思います。
実は、太陽光発電の発電効率には、日射だけでなく気温も大きく関係するので、暑ければいいというわけではないのです。
太陽光パネル(モジュール)の性能を示す時、測定時のパネルの表面温度が25度であることが国際的に定められた条件になっています。この25度というのは、太陽光パネルがもっとも効率よく電気を生み出すことができる温度といわれています。
そのため、暖かい地域=発電効率がいいというイメージは必ずしもそうではないということですね。
【太陽光発電豆知識】一番発電効率がいい季節はいつ?
さて、次に考えていただきたいのは太陽光発電が一番効率よく発電する季節です。
これまでの内容を踏まえ、春夏秋冬どの季節が一番発電効率がよく発電量が多いでしょう?
ここでいう季節は、春(3~5月)/夏(6~8月)/秋(9~11月)/冬(12~2月)という区分けにします。
一番発電量が多い季節は、「春」です!
・春(3~5月):1235.9kWh
・夏(6~8月):1164.7kWh
・秋(9~11月):925.1kWh
・冬(12~2月):1059.2kWh
いかがですか?先ほどの内容を考慮すると納得の結果かもしれませんね。
ちなみに、一番発電量が多くなる月は、だいたい5月か8月になるかと思います。
5月は梅雨が被らなければ晴れの日が多い点と気温が25度前後と暑くなりすぎない点から、意外と太陽光発電に適した時期になります。
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以上、いかがでしたでしょうか?
太陽光発電について、「なるほど」と知っていただけたなら幸いです。
ただ、今回ご紹介した太陽光発電に適した地域や季節はあくまでも一例です。
皆さまそれぞれのお住まいや、住宅なら屋根の形によってもまったく異なります。
はたして自分の家はどのくらい発電するのか?適した条件なのか?
気になった方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
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