【SDGs×食品ロス】ベジブロス玄米粥レシピで野菜くずまでおいしく!
栄養満点!ベジブロスとは?
早速ですが、「ベジブロス」ってご存じでしょうか?
「ベジブロス」とは、「ベジ(野菜)」と「ブロス(だし汁)」を組み合わせた言葉で、野菜を煮込んで取るだしのことです。
ただ野菜を煮込むのではなく、普段何気なく捨ててしまっている野菜の皮や茎などをつかうことで、栄養価が高く、うまみ成分の高いスープを取ることができます。
ベジブロスには、アクの少ない野菜(キャベツ・白菜・大根・蕪・セロリ・人参・玉ねぎなど)を選びましょう。5種類以上を組み合わせることをおすすめします。ただし、ホウレン草のような煮だすことで色が出やすい野菜や、ジャガイモの芽のような毒性のものは避けるようにしましょう。
さて今回は、ベジブロススープで作る玄米粥のご紹介です。
疲れた時や食欲のない時などにおすすめなので、ぜひ作ってみてください。
ベジブロス玄米粥の作り方
【材料】
野菜くず:200gぐらい(ジップロックで冷凍しておく)
水:4~5カップ
玄米:50g
食塩:適量
梅干し:適量
【作り方】
① 鍋に水を入れ、冷凍していた野菜(だしを取った昆布も加える)を凍ったまま入れ、火にかけて沸騰後20~30分煮る
② 玄米は洗わずにフライパンで煎る(やや強火で、米粒がはじけるまで)
③ ①のスープを網じゃくしなどでこして、その中に玄米を加え軟らかく煮る
④ 好みの粥の状態になったら、最後に塩や梅干しで味を調える
⇒完成!
消費者庁によると、平成30年度時点の食品廃ロス量(推計)は、国民一人当たり47kgになります。また、日本全体の食品ロス量の46%は家庭から出ていると記されています。
そのため、我が家では家庭菜園の野菜もなるべく廃棄せず、ふきの葉やエンドウ豆のさや、玉ねぎの葉まで美味しくいただくように心がけています。
一人ひとりが少しずつムダをなくすことで、日本全体の食品廃棄量を減らしていきたいですね。
【栗田 晴美:プロフィール】
菜彩クッキング | 旬な素材を美味しく楽しく (harumicafe.ciao.jp) 主宰 栗田 晴美
企業の健保で管理栄養士として従業員の健康管理、社員食堂のメニュー提案など23年間従事。定年退職に伴い、栄養学のカロリー計算だけでは一般の人々には関心を持ってもらうことは難しいと感じ、薬膳の勉強を始める。
その後地域の公民館、イベント講習会、自宅などで薬膳家庭利用教室を開催し、現在に至る。
〈資格〉
管理栄養士、薬膳インストラクター、製菓衛生師、いんやん倶楽部師範免許
食品ロス対策は他にも
近年よく耳にする「食品ロス」。その対策方法はさまざまな形で取り組まれています。
今回は、その他の食品ロス対策をいくつかご紹介します。
①家庭の食品ロスを見直す
普段の買い物方法や購入した食品の保存方法を、少し意識して直すだけでも食品のロスを減らすことができます。例えば以下のようなことに取り組んでみましょう。
・使い切れる分だけ買う
・家にある食材・食品をチェックする
・食材の特性に注意して保存する
自分がどういった形で食品をロスしやすいか?食品ロスタイプを診断することで、自分に合った対策方法を知ることができます。ぜひ一度、下記記事よりタイプ別診断してみてくださいね。
②他の食品ロスを活用する
新しい出会いや楽しく食品ロスに貢献したいという方におすすめしたいのが、フードシェアリングできるサイトやアプリの活用です。
「フードシェアリング」とは、何もしなければ廃棄されてしまう商品を消費者のニーズとマッチングさせることで食品ロスの発生や、無駄を減らす仕組みを指します。
つまり、野菜専門のフードシェアリングなら旬の野菜や変わり種野菜などに出会うことができたり、パン専門のフードシェアリングなら好きなお店や遠い地方のお店のパンを届けてもらうことができます。
フードシェアリングは、単発での購入から定期便での購入なども用意されています。自分の好きな食品を毎月お届けしてもらえると嬉しいですよね。詳しくは下記記事もチェックください。
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いかがでしたでしょうか?
これから暑くなり、食欲もなくなりやすい時期に突入するので、その際にはぜひ「ベジブロス玄米粥」を試してみてくださいね。
個人でできる食品ロス対策は、日常の中でのちょっとした意識の改革だったりします。少しずつ習慣づけて“もったいない廃棄”を減らしてみましょう!
☞簡単にできる食品ロス削減レシピ第1弾
☞簡単にできる食品ロス削減レシピ第2弾