蓄電池は卒FITのタイミングにおすすめ?「テスラパワーウォール」購入者の傾向を分析
皆さん、こんにちは。営業のイマイです。
私は日ごろから、家庭用蓄電池テスラPowerwall(パワーウォール)の設置を検討されているお客さまのご相談を受ける機会が多く、さまざまなお話を伺います。
そこで今回は、実際に当社よりテスラパワーウォールを購入し設置されたお客さま方の属性や傾向データを分析して簡単にまとめてみました。
近年は、大規模な地震などの自然災害も増えているため、太陽光発電設備だけでは不安な方や、今後のために太陽光発電設備と蓄電池の導入を検討されている方などには参考になることもあるかと思いますので、ぜひご覧ください。
テスラパワーウォール購入者の属性と傾向:基本情報
Q:ご自宅の世帯人数は?
Q:テスラパワーウォール導入前の月々の電気代はどれくらい?
月の電気代は、だいたい1万円以上かかっているというご家庭が8割を超える結果となりました。
では、実際に太陽光発電設備とテスラパワーウォールを導入すると、月の電気使用量などはどのように変化するのか?詳しく知りたい方は、下記の体験談記事もあわせてご覧ください。
☞『【電気使用量公開!】太陽光発電+テスラ蓄電池のある生活を始めて8ヶ月』
テスラパワーウォール購入者の属性と傾向:太陽光発電設備と卒FIT
Q:ご自宅の太陽光発電設備の設置容量は?
Q:蓄電池の導入を検討したのは、太陽光発電設備を設置してから何年後の時ですか?
太陽光発電設備をすでに導入されているご家庭では、3~5kWほどの発電容量を設置しているところが多かったですね。
また、家庭用蓄電池の導入を検討するタイミングとしては「卒FIT」、つまりFIT制度による売電の買取期間が終わるタイミングが最も多い結果となりました。
そして、太陽光発電設備は設置せず、蓄電池だけ導入する方も6%も!
このように、テスラパワーウォールを停電対策などの備えとして導入する方も一定数います。
太陽光発電をつけてない場合でも、テスラパワーウォールを導入することは可能ですので、気になった方はぜひ一度ご相談ください。
テスラパワーウォール購入者の属性と傾向:導入後の運転モード設定
Q:テスラパワーウォールの運転モードは何に設定していますか?
「卒FIT」のご家庭が多かったので、自家消費モードでの運用をされているご家庭が多いことにも納得ですね。
テスラパワーウォールは専用アプリで発電や蓄電状況を確認したり、運転モードの設定などをおこないます。運転モードは、当初は4種類ありましたが、最新のバージョンでは2種類となっています。
・旧バージョン:
⑴バックアップ専用モード/⑵自家消費モード/⑶バランスモード(応用モード)/⑷節約モード(応用モード)
・新バージョン:
⑴自家消費モード/⑵時間帯別制御モード
テスラパワーウォールの運転モードについて掘り下げ!
自家消費モード
太陽光の余剰電力分を蓄電池に貯め、ご自宅の消費電力量が太陽光の発電量を上回った時、蓄電池から放電します。太陽光で発電した電力を1番活かすことができるモードで、自家消費が最大になるように運転します。
時間帯別制御モード(以前の節約モード)
一定の時間帯ごとに単価が分かれている「時間帯別」の電気料金プランを契約しているご家庭が活用できるモードです。
例えば、夜間の単価が安い時に電気を蓄電池に貯め、それ以外の単価が高い時間帯には、安い時間帯にためた電気を放電することができます。太陽光の発電した電力はすべて売電します。
このように、電気を優先的に放電する時間帯を自由に設定できるのが「時間帯別制御モード」です。
☞テスラアプリの設定をもっと詳しく知りたい方はコチラ
テスラパワーウォール購入者の属性と傾向:分析結果まとめ
いかがでしたでしょうか?データで見ると、このような傾向になりました。
私のお客さまでは、毎年上がっている電気代高騰への対策や停電対策として、新築時に太陽光発電設備と家庭用蓄電池を一緒に導入される方も多くいらっしゃいました。
また、データからもよくわかりますが、蓄電池を導入するきっかけとして太陽光発電を設置してから10年近くたった、卒FITの方が多くご購入されています。
理由としてもっとも多いのは、固定価格買取制度(FIT)が終わるタイミングだから、です。
FITの買取期間が終わってしまうと、それまでの買取売電単価は適用されなくなるので、また売電しようにも基本的には単価は下がってしまいます。
それならば、太陽光発電設備で発電した電気をテスラパワーウォールにためて、朝や夜といった太陽光で発電できない時間帯に使いたいという方が多いです。
☞卒FITとは?FITの買取期間が終わったらどうなるのか詳しく解説
また、テスラパワーウォール導入後の運転モード設定ですが、自家消費モードに設定されているご家庭が最も多かった理由のひとつは、先ほど説明した通りです。
卒FITのお客さまは売電単価が下がってしまうため、これからは太陽光で発電した電気は売るよりもなるべく自宅で使いたいという方が多いからです。
しかしそれだけではなく、当社のお客さまには環境意識が高い方が多く、「CO2を排出しない電気をより多く自宅で使いたい」「SDGsに貢献したい」などといった理由で導入を決めた方もいらっしゃいます。
最近では、「脱炭素」や「カーボンニュートラル」といった言葉を目や耳にする機会が増えました。それに伴い、少しでも地球環境をよくしたいと、再エネの普及や促進を目的のひとつに導入を考える方も少しずつ増えています。
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さまざまな理由から導入が検討されている家庭用蓄電池「テスラパワーウォール」。
少しでも気になった方は、ぜひこの機会に一度お問い合わせください。