【性能のすごさを実感】テスラの蓄電池を導入して1年の結果[停電対策のStorm Watch機能]
テスラパワーウォール導入から14ヶ月。
そして、夜間が安い電気料金プランに切り替えてから1年が経ちましたので、家庭用蓄電池テスラパワーウォールを導入して生活はどう変わったのか、改めて発表したいと思います。
我が家のテスラアプリの設定方法や電気使用量や売電量の変化についても解説します!
家庭用蓄電池テスラパワーウォールを導入してから1年の結果
まずおさらいとしまして、
我が家の太陽光パネルは、「3.9kW」
蓄電池は、テスラパワーウォールの「13.5kWh」になります。
前回「太陽光発電+テスラ蓄電池のある生活を始めて8ヶ月」、
前々回「太陽光発電+家庭用蓄電池のある生活(運用編)」でご紹介した通り、
電気料金プランは深夜の料金が安い電気料金プランで契約しているので、テスラパワーウォールの設定は、夜間の深夜1時から蓄電池に電気を貯めるモードで運用を続けました。
2019年1月からの各月の電気使用量と、電気料金プランを「夜安プラン」に切り替えた2020年12月~2021年11月までの1年間の結果をEXCELでまとめてみました。
我が家のテスラパワーウォールは、太陽光発電分は極力売電し、蓄電池残量値は30%をキープするように設定。
その結果、4月以降は蓄電池に充電した分以外の電気使用量が100kWhを切りました。
(8月16日~9月15日の最も暑い期間に該当する9月分でも、使用量は106kWhでした。)
前回も書きましたが、生活にかかる使用電力量で、電力会社から買う分が100kWhを切るというのは、50A契約の4人家族の電気使用量としては、驚きの少なさです!!
太陽光発電を売電する形ではなく自家消費するモードにすれば、夏場でも間違いなく蓄電池に充電する分以外の電気使用量は「0(ゼロ)」にできます。
テスラパワーウォールの13.5kWhという容量は、年間通して4人家族が1日普通に暮らすことができるだけの電気を十分に賄えるということが改めてわかり、安心しました。
秋に発生した台風とテスラパワーウォールの「Storm Watch機能」の初稼働
ちなみに、9月30日の夜から10月1日にかけては、台風接近により「Storm Watch機能」が発動し、テスラパワーウォールが設定時間外に満充電させる動きを取りました。
↑Storm Watch機能が作動すると、「Storm Watch」の左側に【!】マークが表示され、設定時間外でも台風に備えて蓄電量が100%になるように自動充電をします。
テスラの蓄電池を導入後:電気使用量と売電量の変化の比率
テスラパワーウォールを設置し、夜間が安い電気料金プランに変更してから12ヶ月が経ちましたので、テスラパワーウォール設置前と、設置後の1年間で電気使用量と売電量がどういう比率になったのかをまとめてみました。
(12月の電気使用量が確定していないため、11月までのまとめとなっています。)
蓄電池への充電は太陽光発電からではなく、買電(電力会社からの電気)でおこなっているので、電気使用量は増加しています。月によって変動はありますが、平均で136%の増加となっています。
しかし、太陽光発電は下記の時間帯設定で売電を優先する設定にしているので、売電量は平均で147%の増加、特に8月は198%、11月は252%という結果になりました。
ピーク(09:00~01:00)
⇒蓄電池から放電する時間帯=太陽光発電は売電するモード
夜間(01:00~09:00)
⇒蓄電池に充電する時間帯
・夜間の買電が17.78円/kWh
・売電が33円/kWh
の単価となっていますので、経済的な面で考えると非常に効果が出ていることがわかります。
【太陽光+テスラ蓄電池】電気の使い方例を大公開
前回、7月の数日間の使い方グラフをお見せしましたが、今回は暑い日や天気が悪い日、寒い日、そして「Storm Watch」が発動した10月1日のグラフをお見せしたいと思います。
① 暑い日の例
<8月10日(火)晴れ 最高気温36度>
<8月26日(木)晴れ時々曇り 最高気温35度>
最高気温が35度以上、最低気温も27度という熱帯夜の時のグラフです。
9時~20時までの時間帯は使用量が「0(ゼロ)」になっています。
夜間にためたテスラパワーウォールの電気だけで、日中~夕方までの冷房などの電気使用量が賄えていることがわかります。
② 天気が悪い日の例
<11月22日(月)雨>
夏場の晴れの時と比べると、15時と早い時間帯から電気を購入していることがわかります。
雨の日に関しては、洗濯物を浴室乾燥していたりもするので、晴れの日よりも消費電力が多いです。
※一時的にテスラパワーウォールの設定を「自家消費モード」にすることで、電気の購入量を減らすことはできるかと思います。
③ 寒い日の例
<12月14日(火)雨雪 最低気温4度>
<12月27日(月)晴れ 最低気温-1度>
最新12月のデータです。
朝の6時台からエアコン使い出し、使用量も多いので、夜間まで蓄電池で賄うことはできず、15時くらいから電気を購入する形となっています。
④ Storm Watch機能が稼働した日
<10月1日(金)台風接近>
明らかに、他の日と電気使用量の状況が違うことがわかるかと思います。
Storm Watch機能をONにしている場合、機能が発動するとこのように設定時間に関わらず、テスラパワーウォールの充電を100%にしようとする動きに変わります。
幸い、今回の台風は我が家には直撃せず停電もなかったため、非常時に蓄電池の電気を使うことはありませんでした。
ですが、このStorm Watch機能は、万が一の時に「せっかくの蓄電池の残量がゼロで電気を使うことができない」という最悪の事態を避ける上で、とても便利で安心できる機能だと改めて思いました。
災害時の備えとして家庭用蓄電池テスラパワーウォールを購入された方も多いと思います。すでにご使用されている方は、このStorm Watch機能は「ON」にしておくことをオススメします。
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いかがでしたでしょうか?
個人的には、導入した蓄電池テスラパワーウォールの性能と使い勝手の良さが、効果として大きく出てきたなと感じています。
また、まだ導入されていない方は、太陽光発電+家庭用蓄電池テスラパワーウォールのスマートライフ&災害対策を、この機にぜひご検討いただければと思います。
ご相談やご質問など、何かありましたらお気軽にお問い合わせください。
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