【サステナブルファッション】質の良い靴下ブランドを紹介
「靴下って見えないし、何でも一緒でしょ!?」
そう思っている方は、多いのではないでしょうか。
私が洋服屋さんで働いていた頃は、最後のプラス一点として靴下を必ずオススメしていました。デザインはもちろんですが、ブランドや商品によって履き心地、蒸れ感、耐久性は全然異なります。
今回は、さまざまなブランドの靴下を履いてきました私のオススメの靴下を、
“質がよく長く使うことができるサステナブルファッション”という観点から、いくつかご紹介したいと思います。
【適度な厚さ、リピートしたくなる履き心地】CHICSTOCKS(シックストックス)
この3年ほど、仕事用としてはこのブランドのものしか履いていません。
CHICSTOCKS(シックストックス)です。
リピート買いを繰り返しています。
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革靴に合わせて履く際にも、薄すぎず厚すぎずで、丁度よい頃合いなのです。
また、締めつけ感も強すぎず、通気性もよく、蒸れ感も少ないと個人的には感じています。
ブランドコンセプトは、
「ソックスからその日のスタイリングを考える」
を掲げており、2017年にスタートした日本のブランドになります。
「日々改良を重ね、年齢・性別・国籍を問わず履いていただける、デザインと品質の靴下ブランドを目指しています。」
このようにHPに記載されている通り、デザインも割とシンプルで、コーディネートしやすいものが多いですが、かといって地味すぎず、素敵な色使いのアイテムが多いです。
生産は奈良県の工場でおこなわれ、機械で編まれた後に人の手を何度も経由し、とても丁寧な手仕事にこだわってつくられています。靴下なので消耗品ではありますが、耐久性もあり、1年間は履き回すことができています。
女性ものやキッズもラインナップされているので、家族みんなでお揃いコーディネートをしても素敵ですね!
【初めて感動した靴下】DORE DORE(ドレドレ)
初めて高級靴下の違いを教えてくれたブランド。
DORE DORE(ドレドレ)です。
1819年創業のフランスの老舗靴下メーカーです。
シルクやカシミア、オーストリアのメリノウールやエジプトコットンなどハイクラスな素材を使用しています。
そのため、靴下で3,000円ほど、レディースタイツだと6,000円ほどの価格帯で、私は高級靴下の部類だと思っています。
DORE DORE(ドレドレ)を初めて取り扱った際、一足3,000円するものをお客様に勧めるのに正直ためらいがあったので、まず自分で買って履いてみました。
一日、立ち仕事で履いていたら、その違いは歴然でした!!
まったく蒸れなく快適なのです。脱いでも足がサラサラです。その感動は今でも忘れません。
当時、レディースでは、厚手のタイツに、ロングブーツやバレエシューズ、パンプスを合わせるコーディネートが主流でしたので、6,000~7,000円するタイツを「まずは騙されたと思って履いて見てください!!」と、半ば強引に販売したものです。
結果、一度履いていただければ、皆さんその良さを理解してくれましたので、リピート買い続出でした。
【今話題の靴下】ワークマンとファミリーマート
今、少し話題になっている靴下を2つご紹介します。
1つ目は、アウトドアブームも追い風となり、職人のためのお店イメージから脱却している
ワークマンです。
「WORKMAN Plus+」や「ワークマン女子」で何かと話題のワークマンですが、実はメリノウールを使用した靴下が販売されております。
先日私も買ってみました。
価格は、なんと780円!!メリノウールを使用してこの価格、さすがワークマンですね。
アウトドアブランドだと2000円近くはすると思います。色やデザインは、アウトドアシーンにピッタリです。
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2つ目は、
コンビニのファミリーマートです。
「コンビニが靴下??」と思われたことでしょう。
実はファミリーマートは、「コンビニエンスウェア」として、今までのコンビニで売っていた、その場しのぎのウェアではない新しい価値のウェアを販売しています。
ファッションブランドFACETASMのデザイナー落合宏理氏との共同開発のもと、「いい素材、いい技術、いいデザイン。」のコンセプトを掲げ、2021年3月から販売をしているファミリーマートオリジナルブランドになります。
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【サステナブルファッション】良いものを長く使おう
いかがでしたでしょうか?
今回は、身近なアイテムである靴下にスポットを当て、私自身の経験からオススメできるアイテムを紹介させていただきました。
最後に、今回ご紹介したアイテムのテーマとなっている“サステナブルファッション”について、少し知ってみましょう。
「サステナブルファッション」とは?
冒頭でも少し触れた「サステナブルファッション」は、最近耳にする機会が増えてきたワードだと思います。
環境省によると、衣服の生産から着用、廃棄に至るまで環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションのあり方を目指そう!という取組みを指します。
というのも実は、ファッション産業は、製造にかかるエネルギー量や衣服のライフサイクルの短さなどから、環境負荷が非常に大きい産業と国際的に指摘され、課題となっています。
この背景には、これまでの“大量生産・大量消費”の傾向が影響しています。安く買って、短いサイクルで捨てられてしまう衣服が多いのが現状です。
そこで生まれたサステナブルファッション。消費者の私たちには、次のようなことができます。
個人が取り組めるサステナブルファッション例
① 衣服を長く大切に着る
今より1年長く着るだけで、日本全体で4万t以上の廃棄量の削減に!
② リユース(再利用)でファッションを楽しむ
別のかたちにすることでもっと長く愛用する“アップサイクル”の提案☞詳しく見る
③ 先のことを考えて買う
安い高いではなく、長く着ることができるかどうかで選ぶ☞おすすめブランド紹介記事
④ 作られ方をしっかり見る
素材や生産ルートにも目を向けてみる☞スニーカーにも“再生原料”が
⑤ 服を資源として再活用する
ただ燃えるゴミにするのではなく、古着屋に持ち込むなど処分の方法でもCO2削減に
まずは今ある衣服、そしてこれから手にする衣服から、ぜひ「サステナブルファッション」の考え方を取り入れてみてください。
一人ひとりのサステナブルへの配慮が、地球環境を少しずつ良くしていきます。
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