【15億着もの売れ残り】衣服ロス問題と解決策を知ろう

衣服ロス

今、アパレル業界ではSDGsの取組みが広がってきています。

2021年にアディダスの定番スニーカーであるスタンスミスからリサイクル素材を使ったモデルが発表されたり、スウェーデンのH&Mがサステナブルな取組みを打ち出したテレビCMを放送したり、などなど。

このように、ファッション産業でも「サステナブルなものづくり」を意識した取組みを目にすることが多くなってきました。

そこで今回は、ファッション産業の大きな課題“大量生産・大量廃棄”の現状とその原因から、「サステナブルファッション」への取組み方法、そしてオススメしたいブランドをご紹介します。


<目次>
1.ファッション産業の大量生産・大量廃棄問題
――知っておきたい「サステナブルファッション」とは?
2.長く着ることができるデザインを選ぼう:おすすめブランド
3.取組み例:洋服の下取りサービスTHANKYOU BACK

【衣服ロス(ファッションロス)】ファッション産業の大量生産・大量廃棄問題

日本では、1年間で供給される約29億着の衣服のうち約15億着もの衣服が売れ残り、そしてその多くが新品のまま廃棄されているといわれています。新品でも廃棄となってしまう主な理由は、ブランド価値を保つためです。

こうした衣服の大量生産・大量廃棄は、現在世界的にも大きな課題として認識されています。
というのも実は、ファッション産業は、製造にかかるエネルギー量や衣服のライフサイクルの短さなどから、環境負荷が非常に大きい産業と国際的に指摘されているためです。

環境省_サステナブルファッション

(出典:環境省「サステナブルファッション」サイトより)

上図のように、服1着ができあがるまでには、500mlペットボトル約255本分のCO2排出量が出てしまったり、バスタブ約11杯分の水が消費されています。また、原材料を調達する時点でもさまざまな環境負荷がかかっています。

にも関わらず、店頭にも並ぶことなく燃やされ、処分される服が約15億着もあると思うと、ひとりの消費者としてももったいなく感じます。

衣服ロスと環境問題:知っておきたい「サステナブルファッション」とは?

環境省によると、衣服の生産から着用、廃棄に至るまで環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションのあり方を目指そう!という取組みや考え方を「サステナブルファッション」といいます。

大量生産・大量廃棄問題の現状課題を改善するために生まれたサステナブルファッション
消費者の私たちには、例えば次のようなことができます。

個人が取り組めるサステナブルファッション例

① 衣服を長く大切に着る
今より1年長く着るだけで、日本全体で4万t以上の廃棄量の削減に!
② リユース(再利用)でファッションを楽しむ
別のかたちにすることでもっと長く愛用する“アップサイクル”の提案☞詳しく見る
③ 先のことを考えて買う
安い高いではなく、長く着ることができるかどうかで選ぶ
④ 作られ方をしっかり見る
素材や生産ルートにも目を向けてみる☞スニーカーにも“再生原料”が
⑤ 服を資源として再活用する
ただ燃えるゴミにするのではなく、古着屋に持ち込むなど処分の方法でもCO2削減

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製造側が使う素材をサステナブルなものにすることも重要ですが、まず自分自身が買う側として上記のポイントを参考に、意識して取り組んでみてはいかがでしょうか?

「サステナブルを基準として商品を買う」
「古着を買う」
「着なくなった服を再利用する」

それでは、消費者側でも取り組むことができる衣服ロス問題の解決策について、その一例をご紹介します。

【衣服ロス対策】長く着ることができるデザインを選ぼう

ファッション業界では、年に2回「春夏コレクション」と「秋冬コレクション」があり、流行のデザインや色、素材を取り入れたファッションが発表されています。
一方で流行とは違う、長く着られるデザインや素材感のブランドも数多くあります。

私自身、12~13年前に、n100(エヌワンハンドレッド)というブランドと出会い、流行とは違う「シンプルなデザインで上質な着心地」の洋服の魅力に取り憑かれました。
“100年経っても変わらず着ることのできるデザイン”…このコンセプトに衝撃を受けました。

残念ながらn100というブランドは2018年に終了してしまいましたが、
eleven 2nd(イレブンセカンド)
☞HPはこちら
ANSPINNEN(スピネン)
☞HPはこちら

これらのブランドには、同じ雰囲気を感じます。

また、Vlas Blomme(ヴラスブラム)というベルギーのコルトレイク町で栽培されている良質なコルトレイクリネンを使用したブランドも、飽きのこないデザインです。
また、何度も洗っていくと、より雰囲気が出てくる素材感が特徴的です。
☞HPはこちら

そのほかにも、最近愛用している10YC(テンワイシー)も、「10年着続けたいと思える服」というコンセプトに共感して選んだブランドです。
☞HPはこちら

10YCはカットソーメインで商品展開は多くないですが、カラーリフォームをやっていたり、製造工場を知ることができたりと、他にはあまりない取組みをしています。
実際に3年前に買ったTシャツは全くよれもなく、色褪せたらカラーリフォームしても着たいと思えるものです。

このように、「長く着る」という観点から洋服選びをすることも、ひとつの楽しみ方だと思います。

【衣服ロス対策例】洋服の下取りサービスTHANKYOU BACK(サンキューバック)

また、先ほどご紹介した10YCは、新たに「THANKYOU BACK(サンキューバック)」という取組みも始めました。

どういう取組みかというと、着なくなった10YCブランドの洋服を10YCに戻すことで、下取り価格分のTHANKYOUコードをもらえるというサービスです。
もらったTHANKYOUコードは、10YCのネット通販サイトで洋服を買うときにクーポンとして利用できます。しかも、使用期限は“10YCがある限りどれだけ経っても使うことができる”ので、焦らず使うことができそうです。
☞「THANKYOU BACK」詳しくはこちら

そして、この取組みでお客さまから戻してもらった洋服たち(THANKYOU BACKされた商品)は、クリーニングリメイクされ、2021年9月ごろから10YCの二次流通サイトで再販売をおこなう予定とのこと。
10YCの洋服は、今こうして10YCの中でリユースの循環が形になろうとしているわけですね。

染め替えやリペアなどのアフターサポートサービスも充実していましたが、この「THANKYOU BACK」は循環型経済(サーキュラーエコノミー)の取組みとして、とても素晴らしく、またこういった取組みがもっと日本で浸透することを私も願っています。

実際に私がもっている2つのTシャツはまだまだ着ることができそうなので、下取りサービスに出すのは当分先になりそうですが、THANKYOUBACK(サンキューバック)された商品が再度発売されるのを楽しみに待っています。

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いかがでしたか?
こんな考え方や取組みをおこなっているブランドもあるのだと、皆さまの発見になっていれば嬉しいです。

今後ますます、サステナブルを意識したファッションやブランドは増えていくと考えられます。いち消費者でもある私たちも環境のことを考えた衣服選びをしていきたいですね。
今回ご紹介した衣服ロス問題への対策方法は、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」にも当てはまります。個人でもSDGsに取り組めるこれらの取組み、皆さんもぜひ実践してみてください。

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【サステナブルファッション】履き心地のいい靴下ブランドを紹介

☞衣服ロス問題に取り組む!大妻女子大学ゼミ生が立ち上げたブランドとは?

大妻女子大学|吉井ゼミ生×国内縫製メーカーでサステナブルブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」

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太陽光発電の設計・施工で20年以上の実績。最近では再エネ率の高い電気と蓄電池を併せた提案も好評です。環境にいいこと・持続可能な地球・100年後の子供たちのために様々なソリューションで再エネ普及をしています。

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