猫の冬の寒さ対策チェック!暖房は夜も必要?

だいぶ冷え込むようになりましたね。我が家では2匹の猫と暮らしています。
普段は別の場所で寝ている猫が、寒くなると布団で一緒に寝るようになります。私はこれで、毎年冬の訪れを感じています。
さて今回は、猫にとって冬の寒さで気を付けたい病気やリスク、その対策方法などについてご紹介します。猫を飼い始めた方や検討している方は、ぜひ一度チェックしてみてください!
冬にかかりやすい猫の病気リスクとは
寒くなると、私たち人間と同様に、実は猫にもさまざまな病気リスクが増えます。
半砂漠地帯出身で寒さに弱い猫は、冬になるとじっとしていることが多くなります。体を動かさなくなる→体温が低下する→免疫力が下がる→病気にかかりやすくなる、という流れです。
今回は、そんな中でも特にかかりやすく重症化しやすい病気をいくつかご紹介します。
【猫カゼ】
空気が乾燥して気温が下がる冬は、猫も鼻やのどの粘膜が弱まり、鼻炎や咳などのヒトと似た風邪の症状が現れやすくなります。
☝病気を見つける目安
よく咳やくしゃみをしていたり、鼻水が常に出ている状態だったら風邪の可能性があります。
☝予防法
部屋を閉めきっているとウイルスや細菌が充満してしまうので、定期的に窓を開けて空気を入れ替えるようにしましょう。
また、気管などが乾燥した空気に対して敏感になっているので、湿度を保つためにも部屋に加湿器を設置することをおすすめします。
【尿石症】
寒さが苦手な猫は冬に動きが鈍くなるため、喉が渇かず水を飲む量が減りがちです。その結果、おしっこの量が少なくなってしまい、結石ができやすくなります。
☝病気を見つける目安
排尿時に時間をかけて少しずつ排尿していたり、排泄しようとしていても尿が出てない時などは、結石などで尿道が詰まっていることも考えられるので注意が必要です。
また、尿の色が濃い黄色になっていたり濁っていないか、血尿が出ていないかなども合わせてチェックするようにしましょう。
☝予防法
寒くても動くのが億劫にならないように、猫トイレ&水飲み容器を追加しましょう。

(冬は枕がベッドです)
猫の寒さ対策に!やっておきたい3つのこと
次に、さきほどご紹介した病気などの予防にもなる、猫の健康を維持するための寒さ対策を3つご紹介します。参考に、ぜひ実践してみてください。
⓵十分な水分補給を!→尿石症の予防
新鮮な水の入ったボウルを数カ所に用意する。
冬場は水を少し温めて与えてみるのもよいでしょう。フードを缶詰めやパウチのフードにするのも効果的です。もしくは、ドライフードをふやかしてあげると、食事でも水分を摂ることができます。
②トイレの環境を整えましょう!→尿石症の予防
汚れていると排泄を我慢するこがあるため、小まめにトイレを綺麗な環境にしておく。
その他にも、例えば足場に布を敷くなどして、トイレ周りが冷えない工夫をしてあげることで、猫がトイレに行きやすいようにしておくことも大切です。
(多頭飼育の場合は、頭数+1ヵ所以上を設置するとよいです。)
③部屋の温度・湿度にも配慮しましょう!→猫カゼ予防
冬の室温は、24~26度を目安に設定する。
また、暖房がついている部屋と暖房がついていない部屋を猫が自由に行き来できるようになっているとよいですね。加湿器を置き、乾燥も防いであげてください。
(参考:「ねこのきもち」2022年12月号)

(パウチのフードと白湯を、小鉢で混ぜ合わせて食べています)
猫のために冬は夜も暖房つけっぱなし?電気代は?
暖房問題はあるあるですね。我が家では、暖房はエアコンを使用しています。
なぜなら、そのほかの暖房方法だと猫には次のような危険があるからです。
<猫に危険がある暖房機器例>
・ストーブ、石油ストーブ、ファンヒーター:やけどの危険性
・人用こたつ、ホットカーペット:低温やけどの危険性
とはいえ、例えば寝る時や猫をお留守番させる時などは、エアコンを消しています。
その代わりに、いつも使用しているベッドを冬仕様のふわふわな素材に切り替えたり、段ボールハウス、ペット用のホットカーペットを置いたりして猫の好みで選べるようにしています。
しかし、いずれにしても電気は使いっぱなしになりがち。そこで気になるのは電気代ですね。
夏場も暑さ対策でエアコンをつけっぱなしなので、電気代は冬場より割高になると思いきや、実は冬場の電気代のほうが高くなる場合の方が多いってご存じでしたか?
実際の我が家の電気代を下記記事で公開しているので、参考にご覧ください。
☞夏は猫の熱中症対策を!適温って何度?[人も猫も快適に暮らそう]
これはペットを飼っている家庭だけでなく、一般家庭にも同じことが言えます。なぜなら、冬は外気温と室内温度の差が大きいため、暖房に必要な電力量が冷房よりも大きくなるからです。
電気代の節約に省エネ・創エネを
猫にとっても人にとっても快適さは重要ですが、節電への取り組みも忘れてはいけないところです。
我が家では使っていない照明をこまめに消す、暖かい服装をするなどして、無理のない範囲で節電を心がけています。
そのほか、省エネ効率の高い家電製品に置き換えたり、太陽光発電システムや家庭用蓄電池を導入することも、大きな節電効果につながります。特に後者は、突然の停電時に活躍する安全対策にもなるので、気になる方は検討してみてもいいかもしれません。

(スキンシップもとっても大事です)
いかがでしたでしょうか?
これまで猫の寒さ対策をお話しましたが、水分補給・温度や湿度対応などは、人の健康対策にも通ずるものもありますね。猫も含め、家族皆で寒さを乗り切っていきましょう。
余談ですが、年末年始・夜間は動物病院がお休みの場合があるので、かかりつけ医の連絡先、夜間の救急病院も確認しておくと、いざというときにも安心ですね。
把握されていない方は、この機にぜひチェックしてみてください。
当社横浜環境デザインでは、太陽光発電システムをはじめ、家庭用蓄電池なども取り扱っています。
「真冬に停電が起こったら?」そんな時にも暖房機器をいつも通り稼働したいなら、家庭用蓄電池は特におすすめです。今年の冬は厳しい寒さになるとの予測も出ていますので、ぜひご検討ください。
詳しいお話やご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
☞オール電化のご家庭でも実感できる効果!
☞一度は太陽光発電の導入を諦めた方にも