蓄電池容量目安の計算方法と選び方【電気代節約・停電対策に】

蓄電池容量の計算方法と選び方【電気代節約・停電対策に】

電気代対策に選ばれ始めている太陽光+蓄電池

昨今、エネルギーの高騰による電気代の値上がりがメディアでもよく取り上げられています。

これまでも少しずつ電気代は上がってきていましたが、最近では信じられないような請求金額が毎月届いているのではないのでしょうか。それも、前年よりも電気を使いすぎたからではなく、使用量はそんなに変わってないのに請求額だけが増えている…という方がほとんどだと思います。

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そんな中、対策方法として太陽光と蓄電池がより注目されており、近年当社では、その中でもテスラ社の家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」を1軒に複数台数設置するケースが多くなっています。

そこで今回は、パワーウォールを例に“ご自宅に最適な蓄電池容量目安の計算方法”と考え方を、わかりやすく解説させていただきます。検討されている方は、ぜひ参考にご覧ください。

複数台ってどうなる?実際の設置すがた事例

まずは、当社で実際に設置した事例を見てみましょう!

テスラパワーウォール複数台2

写真を見ていただくとわかるように、複数台設置は2台だけというわけではありません。メーカーや機種にもよりますが、3台や4台の導入をご希望されても設置することは可能です。

特に、パワーウォールは「Gateway」という機器1台に対して、最大で10台まで蓄電池本体を設置することができます。(「Gateway」とは、各電力状況の計測などをおこなうTESLA製の機器です。)

また、設置方法もさまざまです。複数台設置の場合、横に並べての設置もしくは、縦に重ねての設置という2パターンのどちらかで設置することができます。例えばパワーウォールなら、縦に重ねる場合は最大3台まで連結することができます。

実際に設置される場所のスペースや見た目を考慮し、どちらにするか検討・提案させていただき、最適な形を決めていきます。

①横に並べる

②縦に重ねる

蓄電池容量の目安を計算してみよう[複数台設置が最適な場合も]

蓄電池の導入を検討していく中で重要になるのが、太陽光発電による発電量とご自宅の電気使用量です。加えて、太陽光発電による発電量が多く、ご自宅の電気使用量も多い方には複数台設置がおすすめできます。

上記のようなご家庭が太陽光発電設備とパワーウォールを設置した場合、発電した電気は基本ご自宅で使っていただき(自家消費)、余った電力は蓄電池にためるという設定がおすすめです。
そして、その蓄電した電力は、発電よりも自宅消費が高くなった瞬間に放電をします。つまり、ご自宅の消費電力を追従し放電をおこなうイメージです。

蓄電=発電量-発電している時間の自宅電気使用量
放電=発電<自宅電気使用量

パワーウォールの蓄電量は、13.5kwh/1台です。
2台なら:27kwh
3台なら:40.5Kwh
(1日に蓄電して放電できる量)

それでは、上記のことを踏まえて、ご自宅は複数台設置が適しているかどうかを判断するため、次の2点をチェックしてみてください。

容量目安の計算①「太陽光の余剰電力量を1日単位で見てみる」

太陽光発電設備がご自宅についている方は、毎月1ヶ月分の売電明細を確認することができます。
とはいえ、雨の日なども考慮すると1か月間毎日発電することはあまりないので、「25日間晴れた日がある」と仮定し、以下の計算をおこないましょう。

1か月の売電量÷25日=その月の1日で余った太陽光の電力量

パワーウォールを導入した場合は、この数値が蓄電池にためられる電力量となります。この数値が20kwhに近い方は、パワーウォールの2台設置がおすすめできます。

容量目安の計算②「ご自宅の電気使用量を1日単位で見てみる」

売電と同様に、1ヶ月分の買った電力(買電)の明細も毎月確認することができます。
太陽光発電設備がある方は、太陽光の自家消費分は引かれた電力量となりますのでご留意ください。

1か月の電気使用量÷その月の日数=その月の1日で使った電力量

また、太陽光発電設備がない状態で蓄電池のみの設置を検討している方は、ご自宅の電力消費量のうち、昼間の電力が全体の何割程度利用しているかをおおよそで検討し、昼間の利用分を引いた電力量で計算をおこないましょう。

イメージがつかない方は、全体の消費の2割から3割程度で計算をしてみるのが良いかと思います。

この数値が蓄電した電力を放電する電力となりますので、売電と同様にこの数値が20kwh近い方は複数台設置がおすすめです。

パワーウォールの複数台設置を検討するなら

いかがでしたでしょうか?

上記①②とも「約20kWh」に該当した方は、この機会にぜひ複数台設置を検討してみましょう!

また、該当していない場合でも、パワーウォールは電力会社から買った電気で蓄電することが可能です。昨今の電気代値上げ状況を考慮すると、ご家庭によっては複数台設置がおすすめできる場合もございます。

2023年6月、大手電力会社でも値上げが実施された今、その他多くの電力会社でもさらなる値上げがおこなわれる可能性は決して低くありません。

太陽光発電設備と蓄電池の導入は、どなたにも検討をする価値が確実にあります。今後も電気代が上がっていくことは確実となっている中、早めに対策をしておくことが将来の家計を助ける行動となります。

複数台設置が適しているのかどうかはもちろん、太陽光発電設備とパワーウォールなどの蓄電池の導入を検討されている方は、ご自宅の電気の状況を確認させていただきながら最適な形をご提案させていただきますので、ぜひ一度当社までお問い合わせください。

テスラPowerwall_LP用

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