【企業様向け】太陽光発電設備の設置方法について更に解説します!~駐車場編~

皆さま、こんにちは。
さて、前回は企業様向けに、太陽光発電設備の設置方法について解説しました。

☞前回記事
『【企業様向け】屋根上?地上?太陽光発電設備の設置について簡単に解説します!』

屋根上設置と地上設置の違いのほか、屋根上でも屋根の種類によって工法やコストが変わることがおわかりになったかと思います。

最近は、すでに自社のオフィス、工場・事業所などの屋上を利用した自家消費型太陽光発電設備を導入している企業も多くありますが、実はそれだけでは消費電力を賄いきれないケースも少なくありません。
こうした状況を踏まえ、今回は、再エネ自給率を高める可能性を秘めたソーラーカーポートについてお話ししていきたいと思います。

「ソーラーカーポート」とは?

ソーラーカーポートは、カーポートの屋根に太陽光パネルを設置する太陽光発電設備の設置方法の一種です。カーポートとは、柱と屋根で構成されたシンプルな車庫のことです。
戸建住宅にお住まいの方や、ショッピングモールの屋外駐車場を利用する方には身近なものかもしれませんね。

住宅や建物に設置する太陽光発電設備は、建物の屋根に設置するケースが一般的ですが、カーポートの屋根を利用して太陽光発電を導入することもできます。また、既存のカーポートにも太陽光発電を設置できる可能性もあります。

ソーラーカーポート_例

(出典:日栄インテックHPより)

ソーラーカーポートの種類と特徴

ソーラーカーポートの基本的な部分を理解したあとは、主な特徴についてみていきましょう。

ソーラーカーポートには大きく分けて3種類存在します。
それぞれの特徴を表にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

種類 特徴
太陽光発電一体型 ・カーポートの屋根と太陽光発電システムが一体となっている
・1つの屋根に対して、4本の柱で支える
・軽量パネルの場合、2本の柱で支えることもできる
・両面発電パネルを使用することで、多くの発電量を得ることができる
太陽光発電搭載型
(後付け)
・太陽光発電システムを、後からカーポートに搭載できる
・カーポートの屋根と太陽光パネルは別々の部品のため、取り外すことが可能
・屋根と太陽光パネルが別々のため、パネルの設置角度の調整幅が効く
・カーポートの耐荷重や地盤との兼ね合いから、設置難易度が高い場合もある
オーダーメイド ・自由設計型でカーポートと太陽光パネルの設置角度や部材の種類など細かく調整ができる
・一体型、搭載型の設置方法と比較してコストは高め

ソーラーカーポートのメリット・デメリット

ソーラーカーポートの種類・特徴をご覧いただき、導入のイメージは掴めたでしょうか。
それでは、次にメリット・デメリットをみていきましょう。

~メリット~

① 建物屋根上への設置が難しい場合でも、駐車場を利用して太陽光発電設備の導入が可能に
築年数が数十年経過している場合や、建物の耐震性に問題がある場合、屋根面積が足りない場合など、条件によっては屋根に太陽光パネルが設置できない可能性があります。
ソーラーカーポートであれば、駐車場を有効活用して太陽光パネルの設置ができます。

➁ 屋根だけでは発電量が足りない場合に、発電量を増やせる
屋上に設置する場合も、室外機が多い場合や構造上の問題で太陽光パネルを設置できる枚数が限られる場合があります。そのため、「すでに屋根に太陽光パネルは載せているけど、発電量をもっと増やしたい」と考えられている企業様も多いでしょう。
このように、建物屋根上に太陽光パネルの設置数を増やすことが難しい場合、ソーラーカーポートを導入することで全体の発電量をアップさせることができます。

➂ 災害時の非常用電源として使用できる
ソーラーカーポートを導入することで、停電した場合でも非常用電源として電気を使用することができます。停電時は、パワーコンディショナを自立運転モードに切り替えることで、一部分に対して、電力を供給することが可能となります。
また、EVや蓄電池などソーラーカーポートで発電した電気を貯めておける蓄電システムを組み込めば、夜間や天候に関わらず蓄電システムに貯めておいた電気を使用できるようになります。

④補助金制度を利用した導入も可能
ソーラーカーポートの導入に対して活用できる補助金があるので、お得に導入できる場合があります。

~デメリット~

① 初期費用が高くなる場合がある
設置場所の状況・環境によっては、導入費用が高くなる場合があります。例えば、先ほどご紹介したオーダーメイド製品を使用する場合などは、一般的な屋根に設置する太陽光発電設備よりも初期費用が高くなる可能性があります。
また、意匠性を高めるために、4本柱で支える一般的な仕様を2本柱に変更するなどの仕様変更が必要な場合なども、初期費用増加の要因に繋がります。
しかし、補助金制度を利用することで、初期費用を抑えることも可能です。

② 建ぺい率に注意する必要がある
建ぺい率とは、敷地面積に対する建設面積の割合であり、建物を真上から見た時に、敷地に対して建物が占める割合を意味します。ソーラーカーポートは、建築基準法上「建築物」に該当します。
そのため、ソーラーカーポートを導入する際には、建ぺい率を守り、建築基準法にのっとったものであるか確認した上で設置する必要があります。建築面積は登記簿謄本には記載されていませんので、建築確認済証を確認しましょう。
また、建築確認済証がお手元にない場合には、役所の建築指導課の窓口から台帳記載事項証明書を発行することで建築面積を調べることも可能です。

ソーラーカーポート_図面

まとめ

いかがでしたでしょうか?
建物の屋根に太陽光パネルの設置が難しい場合や、太陽光パネルを増設する際は、ソーラーカーポートを導入するという手段があります。

近年では 、脱炭素の背景から電気自動車や蓄電システムの需要が急速に高まっており、ソーラーカーポートの活用幅も広がりつつあります。太陽光発電の導入を諦めかけていた企業様や、更に再エネ比率を高めたい企業様などは、選択肢の一つとしてアリではないでしょうか。

当社は、ソーラーカーポートを含む「自家消費型太陽光発電」の導入をおすすめしております。
この機会にぜひ、お問い合わせをお待ちしております。

自家消費太陽光発電バナー

☞もっと詳しく知りたい方はコチラ!

☞自家消費型太陽光発電は導入(購入)方法も色々あります

自家消費型太陽光発電3つの導入方法|メリットとデメリットを比較解説

☞BCP対策として太陽光発電+蓄電池の導入も

企業がすべきBCP(事業継続計画)とは?「太陽光発電と蓄電池」で事業継続

 お問い合わせ

関連記事

お問い合わせ

運営会社

太陽光発電の設計・施工で20年以上の実績。最近では再エネ率の高い電気と蓄電池を併せた提案も好評です。環境にいいこと・持続可能な地球・100年後の子供たちのために様々なソリューションで再エネ普及をしています。

詳しく見る