髪にも環境にもやさしい!手作りシャンプーバーの作り方

シャンプーバー_材料

みなさんこんにちは!

近ごろ、サステナブルという単語が世の中にだいぶん定着してきた気がします。サステナブルを意識して生活するようになった方も増えてきたのではないでしょうか?

とはいえ一方で、サステナブルな生活といっても、何から始めたらいいのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、そんな方に向けて、ヒントとなるようなアイデアをご紹介します。

脱プラスチックには手作りシャンプーバーがいい?

わたしたちの暮らしの中で、環境問題となっているものの一つが、使い捨てプラスチック問題です。使い捨てプラスチックは、地球温暖化や資源の枯渇、海洋汚染などの原因となっています。

正しくリサイクルすれば、これらの問題は少しずつ改善されていきますが、そもそもプラスチック製品なしでの生活ができれば、より環境問題を改善していくことができるはずです。

そこで、脱プラスチックの取組み方法として、今回はシャンプーバーをご紹介します。

シャンプーバーとはその名の通り、バー状の固形のシャンプーです。

液体シャンプーの場合、保存するためにはプラスチックボトル容器は必須ですよね。
詰め替え用シャンプーも、毎回ボトル容器を購入するのに比べたらプラスチック使用量は減りますが、やはりプラスチックのパッケージです。

しかしシャンプーバーならボトル容器を使用せずに済むので、脱プラスチックにつながります。

シャンプーバーは市販のものを購入することもできますが、実は少々お値段が張ります。
環境には優しいけど、お財布には厳しい!ということで、これを手作りすることにしました。

安全性バツグン!石けん素地から作るシャンプーバーの作り方

よくある石けんの作り方としては、苛性ソーダを使用する方法があります。
しかし、苛性ソーダは劇物に指定されている試薬の一つで、肌を溶かしたり、目に入ると失明させたりなど、扱いには十分注意が必要です。

そこで、もっと簡単にできる安全な作り方を探したところ、石けん素地から作成する方法があったので、こちらで「シャンプーバー」を作る方法を試してみました。

「石けん素地」とは?

石けん素地とは、石けんの成分のことです。石けん素地に水を加えれば石けんになります。
原料は牛脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、オリーブ油など、動物や植物から採れる油脂です。
その油脂の中に含まれる脂肪酸と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を化学反応させてできるものが、石けん素地です。

シンプルな成分でできているため安全性が高く、生分解性が高いなど、人にも環境にも優しいという特徴があります。
石けん素地は、手作りコスメの材料などを扱っているお店やオンラインショップなどで購入することができますので、ぜひ探してみてください。

<用意するモノ(一般的な固形石けんサイズ1個分)>

<材料のご紹介>
・石けん素地:100g
(石鹼素地が手に入らなければ、石けん素地100%の固形石けんでも可。今回は石けん素地100%の固形石けんから作ります)
・あんず油:小さじ1/2程度
(可能であれば、ひまし油がいいと思います。今回、私は持っていなかったので、髪にも体にも使用できるオイルを選びました。頭皮も洗うので、体にも使用できるオイルを用意してください)
・シアバター:小さじ1/2程度
・エッセンシャルオイル:10摘程度
(今回入れていませんが、髪質に合うオイルを入れることをおすすめします)
・お湯:適量

※上記の配分は、あくまでも個人の目安です。実際に作る際は分量、配分を調整しながら、自己責任で実施してください。

<使用する道具のご紹介>
・すりおろし器(粉末状の石けん素地から作る場合は不要)
・容器2つ(湯煎用と材料を混ぜ合わせる用)
・紙パック(固めるための型)

シャンプーバー_材料

簡単5ステップ!手作りシャンプーバーの作り方

①固形石けんをすりおろし器ですりおろします。
(粉末状の石けん素地を使用する場合は不要です)

シャンプーバー_作り方①

②すりおろした石けんを容器に移し、湯煎して融かしていきます。
湯煎だけでは融けなかったので、結局、直接熱湯を注ぎました。
お湯の量は様子を見つつ、徐々に注いでください。ふやかしながら練り上げるという感じです。混ぜ過ぎると気泡ができてしまい、仕上がりがすかすかのシャンプーバーになってしまうので注意。
※今回、私は混ぜ過ぎてしまいました。あくまでも”練る”という感じで混ぜてください。

③ある程度融けてきたらあんず油、シアバター(あれば、エッセンシャルオイル)を入れてさらに練ります。

シャンプーバー_作り方③

シャンプーバー_作り方③2

④紙パックに入れて、風通しの良い日陰で約半日程度、乾燥させて固めます。

⑤乾燥させて固まったら容器から外して、シャンプーバーのできあがりです。

シャンプーバー_作り方⑤

<手作りシャンプーバーの使い方>

①シャンプーバーを手に取り、水を含ませながら泡立てます。
(泡立てネットに入れて泡立てると◎)
②泡立てたシャンプーを髪につけ、頭皮と髪をマッサージしながら洗います。
③しっかりとシャンプーを洗い流します。

※シャンプー後は髪がアルカリ性になっています。コンディショナーなどでph調整してください。

手作りシャンプーバーの使い心地とメリット

手作りシャンプーバーを使ってみて

今回、初めてシャンプーバーを作ってみたので、材料の配分や作り方は要改善ですが、石けん素地から作る方法でもシャンプーバーとしてはしっかりと使用できました。

シャンプー直後はきしむ感じがするのですが、ドライヤーで乾かした後はサラサラになり、市販のシャンプーと遜色ありませんでした。

シャンプーバーの環境にも家計にもやさしいメリット

シャンプーバーを手作りすることで、脱プラスチックだけではない嬉しい効果があります。

髪に優しいということ
保存料や合成洗剤などは不使用なので、髪に負担をかけることがありません。
水質汚染の緩和が期待できること
無添加で生分解性の高い石けん素地を使用しているので、水を汚染しません。
経済的ということ
比較的安価な材料で簡単に作ることができるのでお財布にもやさしいです。

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いかがでしたでしょうか?

お子さんのいらっしゃるご家庭では、親子で作ると楽しいかもしれませんね。
髪質やお悩み別に色んな種類のシャンプーバーを作ってみるのも面白そうです。

気になった方は、ぜひチャレンジしてみてください!

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