【7月22日は海の日】由来からおすすめしたいイベントとSDGs

環境

意外と知らない!?【海の日】の由来とは?

ご存知の通り、今年の【海の日】は7月の第3土曜日ではなく「7月22日」の木曜日です。
22日が【海の日】、オリンピック開会式予定日の23日が「スポーツの日」で4連休となります。

ハッピーマンデー制度により、毎年「7月20日」だった【海の日】は、2003年から7月の第3土曜日になりました。
【海の日】と聞くと、子どもの頃は夏休みがその日から始まるので、待ち遠しくてワクワクしていた記憶が蘇ります。

ところで、皆さんは【海の日】の由来を知っていますか?

国土交通省のホームページで【海の日】について調べると、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」と書いてありました。
古くから美しく豊かな海の恩恵を受けて、近代化を遂げてきた日本独自の祝日なんですね。

ちなみに、海に面していない内陸県の奈良県では、7月第3月曜日を「奈良県山の日・川の日」と条例で定めているそうですよ。

【海の日】の由来は、明治9年明治天皇が東北地方を巡幸された際に、従来の軍艦ではなく灯台視察船「明治丸」で航海して、「7月20日」に横浜港に無事に入港されたことを記念して制定されました。

「明治丸」は船として初めて国の重要文化財に指定され、現在は修復工事を行い東京海洋大学内に展示されています。気になった方はぜひ調べてみてください。

☞東京海洋大学 明治丸海事ミュージアム 公式Twitter

【海の日】におすすめ!「#おうちで海活」

日本財団が運営している“海と日本PROJECT”で行われている「#おうちで海活」は、stay homeの今、行きたくてもいけない「海」を身近に感じてもらえるようにという活動です。

子どもたちの学習サポートと親御さんの負担を少しでも軽減したいという想いから生まれた、親子でコミュニケーションをとる機会が増える、とても素敵な企画です。
学びやモノづくりを通して海を身近に感じることができるチャンネルが10個もあります!

その中でも私がおすすめしたいのが「水族館オンライン配信」です。名前を聞くだけでもワクワクしますよね!

北は北海道、南は鹿児島県の水族館が17施設参加しており、休館中の水族館や海の生き物の様子をオンラインで見ることができます。普通に水族館に行くときとは違う発見がたくさん!
☞水族館オンライン配信の詳細ページはこちら

島根県立しまね海洋館アクアスは、「餌の魚は魚屋さんで買うの?」「サメがいる水槽ってどうやって掃除するの?」など小学生の疑問に答える動画を配信していて、大人の私も初めて知ることばかりで親子で楽しめる内容でした。

おうちでも楽しめるこの配信、【海の日】にぜひ見てみてはいかがでしょうか?

【海の日】に考える「海洋ごみ問題」とSDGs

SDGs目標14は「海の豊かさを守ろう」。
豊かな海を守るために、当社がある神奈川県でも「海を守ろう!~神奈川県民の意識を変革せよ~プロジェクト」が行われています。

これは、“これ以上、海にごみを出さない”ために、海洋ごみについて広く周知し、活動を通して対策をモデル化していこうという企画です。
#おうちで海活」を企画した、海と日本PROJECTの一環で実施されており、FMヨコハマが推進しています。

6月2日に行われた第40回横浜開港祭では、「CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、会場のクリーンアップ活動を行ったそうです。
イベント会場は横浜港が目の前だったので、新たな海洋ごみが出てしまうことを防いでくださった、参加者200名の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
FMヨコハマイベントレポートの詳細はこちら

FMヨコハマでは、番組ポッドキャストで、海に関わる活動をされている方にインタビューをされています。2020年4月からスタートして、現在も続いています。
2021年7月1日のポッドキャストでは、「サンゴのケンカについて」。興味をそそられますね!
FMヨコハマ番組ポットキャストの詳細はこちら

 


日本で唯一の海岸美化専門団体である「公益財団法人かながわ海岸美化財団」は、海岸清掃用軍手プレゼントキャンペーンを行なっているそうです。
【海の日】には近くの海に行って、海岸のごみ拾いをするのも海を守る活動に繋がりますね。


最後に【海の日】を迎えるにあたり、皆さんに知って頂きたい現実があります。

2018年8月、鎌倉の由比ガ浜にシロナガスクジラの赤ちゃんの死骸が打ち上げられました。
日本の海岸に漂流した記録は過去になく、もっともショッキングだったのが体内からプラスチックごみが発見されたことです。

このシロナガスクジラの赤ちゃんの直接的な死因はプラスチックごみではありませんでしたが、2019年にフィリピンの海岸で見つかったアカボウクジラの死因はプラスチックごみによる餓死でした。

身近な海岸で、私たち人間が捨てたごみによって命が失われることは本当に心が痛みます。

まずは、きちんとごみを分別するだけでも海洋ごみ削減につながります。
詳しい内容と【海洋ごみ問題】については下記記事に書いてありますので、ぜひご覧ください。

【海洋プラスチックごみ削減のために】手軽にできる分別とSDGs

【海の日】には、海に感謝するだけでなく海のためにに出来ることを私たちなりに考えて実行する日として私自身も何か取り組んでみたいと思います。

できることから海をよりよい環境にしていきましょう!

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